11月9日(土)、新潟市役所で第22回にいがたマンガ大賞2次審査が行われました。
今年は、北は北海道、南は鹿児島県まで、23都道府県からの合計269作品の応募があり、2次審査では1次審査通過作品60点を、出版社マンガ誌編集部や業界識者などの皆様が審査しました。この出版社等が立場を越えて作品の審査にあたる形式は他に類を見ない新潟ならではのスタイルです。
今回で22回を迎えたにいがたマンガ大賞。開始にあたり、にいがたマンガ大賞実行委員長からは、「1回目から開催していてまさか22回目を迎えるとは思っておりませんでした。新潟は大勢のマンガ家のご出身地でもありますし、ここ新潟からマンガを描く幼稚園児や小学生といった子供達、大人になってもマンガを描き続ける人々を、この先もずっと応援していきたいな、と思っております。」とコメントがありました。審査員も「にいがたマンガ大賞には多種多様な、普段触れないジャンルの作品が数多く応募されていて、そういった作品を読める事が非常に楽しみです。」「子どもが描いたマンガを読む機会は貴重で、また、商業用の作品と違い「好き」で描かれている作品を読むことが好きなので凄く楽しみ。」と期待を寄せられていました。
2次審査ではまず、1次審査通過作品をすべてチェック。一旦その作品に目を通してからジックリ読む方、始めから細部にまで注目する方とそれぞれのスタイルで審査を行い、会場内はページをめくる音だけが響く、静かで張り詰めた空間となっていました。
次に、審査員がそれぞれの作品につけた点数をもとに、各部門の審議に入りました。各々で黙々と作品をチェックする段階とは打って変わって、審査員それぞれの様々な観点から議論を展開。「○○をテーマにした作品が増えてきましたよね」「マンガの作法を凄く心得ている、伸びしろがある」「プロでもやりたがらない難しい構図で描いている」「これは問題作、褒め言葉として」などなど、業界最前線に立つ方々ならではのコメントが飛び交いました。
この2次審査の結果を最終審査員である魔夜峰央先生に引き継ぎ、今回のにいがたマンガ大賞が決定します。
最終審査結果は当HPで発表予定です。お楽しみに!