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【表彰式に代えて】魔夜峰央先生、大賞・こども大賞受賞者のコメントを掲載しました
令和3年2月20日に予定していた「第23回にいがたマンガ大賞表彰式」をコロナ禍のため中止いたしましたが、代わりに、最終審査員の魔夜峰央先生、にいがたマンガ大賞受賞者・こどもにいがたマンガ大賞受賞者からコメントをいただきました。
最終審査員 魔夜峰央先生 コメント
【総評】
今回は特に小学生の活躍が目立ちました。
もちろん未熟なのですが、基本的なアイデア、それにアプローチしていく手法と非常に可能性を感じさせるものでした。
これからもこの調子でどんどん漫画を描いていってほしいと思います。
しかし、裏を返せば年上の中学生・高校生の作品がいささか物足りなかった。
皆さんから見たら妹や弟にあたる年代の活躍をさらなる発展の材料にしていただけたらと思います。
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にいがたマンガ大賞「猫のレストランとヴァイオリン弾き」
作者:木村 由美
とにかく可愛かった。私自身猫を二匹飼っておりますのでこの可愛さには抗いようがない。
毛並みの一筋一筋まで丁寧に描けているところは大変好感が持てます。
またご自身のコメントの中で「がんばっていればきっとハッピーエンドになる」とおっしゃっているのは共感いたします。この調子で次も頑張っていただけたら嬉しいです。
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こどもにいがたマンガ大賞・魔夜峰央特別賞「ぼくらのAIかあさん」
作者:雪花 鈴
完璧なSFですね。なにか参考にされたのかと思ったらご自身のコメントによると完全なオリジナルとのことで驚愕致しました。
このネタで一本SFの長編が描けます。
次回はどのような作品を描いてくれるのか大変楽しみにしております。
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小学生部門最優秀作品賞・魔夜峰央賞「夏の雨が嫌いだ。」
作者:カリフラワー
本当に11才が描いたの?と思わず一人で突っ込んでしまいました。
ハイティーンの女子の感性ですよね。
次回作にももちろん期待していますが、ぜひ方向性を変えて色々なジャンルに挑戦してみていただきたいと思います。
にいがたマンガ大賞受賞者
木村 由美さん コメント
この度は、各皆様、本当にありがとうございました。大賞という素晴らしいものをいただけて、感慨深いです。
世の中や、自分自身の状況が目まぐるしく変わる中で、漫画を書くことが好きというのは、子供のころから変わらないものでした。
現実逃避の一手段でもありますが、感じたり考えたりすることは一番の「現実」です。
愛猫を亡くした悲しいことや、コロナ渦であり自身の飲食店経営者としての現実は厳しく辛いものではありますが、紙の上には自由に、また前向きに表現することもできます。
美しい気持ちを書くことも、逆のことを書くことも、私にとってはとても好きなことであり、大切なことです。
見えないものに思わぬ方向に運ばれたりもしますが、救われたり、良い方向に行かせてくれることもあります。
今回の作品にはそういう気持ちを込めています。
自身の作品がひとに見ていただけたり、今回のように評価していただけたことに、本当に何とも言えない気持ちです。
本当にありがとうございました。
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こどもにいがたマンガ大賞・魔夜峰央特別賞受賞者
雪花 鈴さん コメント
大きな賞をいただいて、とても嬉しいです。
最初は信じられないくらい驚きました。
私の将来の夢は漫画家なので、この受賞を励みにこれからも毎日、読者に喜んでもらえる楽しいお話をどんどん描いていきたいです。
来年は大人の部で参加します!