にいがたマンガ大賞

審査結果

第4回(2001年) 大賞作品

にいがたマンガ大賞

「於母影草紙 おもかげぞうし」

作者: 麻生 弥(あそう みつる)

審査員講評

●とてもていねいに描けている。じっくり描きこむ姿勢には好感がもてるがいささか冗長。もう少しコンパクトにまとめた方が読者に対して親切。マンガは常に読み手を意識しなくては。今後の作品に期待。
●描きたい事、伝えたい事がビンビン伝わってくる描力はスバラシイ。商業主義にとらわれず、のびのびとこれからも作風をみがいていってください。

こどもにいがたマンガ賞

「ドラゴンの世界」

作者: さや

審査員講評

●ドラゴンが主役の作品も珍しい。これからも常識にとらわれない作品づくりを期待。
●絵もきれいでおもしろく読みました。先生もドラゴンの世界に行っていた、というオチはおもしろい。ダークドラゴンの恐さが最初のところでもっと出るとドキドキしたかも。ダークドラゴンは終わりまでやさしくならないけれど、人間の心が分かって主人公を助ける。というストーリーはどうでしょうか。

一般部門 ストーリーマンガの部

最優秀作品賞/水島新司賞

「夜明けまえ」

作者: 鈴木 有布子(すずき ゆふこ)

審査員講評

●たしかに、前回水島新司賞だけあって読ませる。もう一息で商業誌で通用するかも。
●キャラクターの表情の描き方がうまいですね。絵もキレイ。お話の盛り上げ方もうまい。けれどなぜかアッサリしてる感じを受ける。私はこの男の子のラストがひっかかります。家の中では感情を出せなかった男の子が学校に来て、こんなあっさりしてて良いのでしょうか?ラストはこれで良いと思いますが、男の子の告白からラストまでにもうワンエピソードほしい気がします。

佳作

「COCOON」

作者: TATSUKI(たつき)

審査員講評

●力のある人だと思う。キャラ、虫など良く描けているが一人称で進行する設定は、やはり一人よがり。もっと面白く、わかりやすく描ける力を持っているので、がんばって。
●絵はとても丁寧で、人物と背景のバランスもよく読みやすい。一人の人物の視点で見せていく構成は、今回の話ではあまり意味がないように思う。今後に期待。

佳作

「田原洋子 鈴木アユム」

作者: 山上 超夢(やまかみ こゆむ)

審査員講評

●わかるような、わからないような…しかしテンポに切れがあるので、もう少し描き慣れてきたら、ひょっとしたら化けるかも。ぜひ、たくさん描き続けて欲しい。
●ひとつの話を2つの視点から描くという点は面白いと思いますが、ストーリーをもう少し絞って考えた方が良いと思います。オチがわかりにくく、話が散漫な感じです。もう少し描きたい事を絞って作品作りをして欲しい。あと、原稿用紙のタチキリ線をもう少し意識してみてください。このままではタチ切れてしまう所がたくさんあります。

入選・準入選
作品タイトル 作者
入選 天に向って跳べ! 作者 井上 孝夫
入選 影ふみ 作者 沙神 那柯
入選 うちの猫の話。 作者 桜 きんぎょ
入選 地の底の邂逅 作者 秋津 銀
入選 無言歌 作者 海野なみ
入選 LITTLE WING-この想い 伝えたくて- 作者 WING
入選 童子 作者 滝田 祐治
入選 昼と夜 作者 徳永 久志
入選 ラブ・サスペンス 作者 鮎川 りょうこ
入選 あぶらあげ 作者 のなか ふくお
入選 魔女リア 作者 カミジョウ シゲキ
入選 ピート・コーンの冒険 作者 スロー・ハンド
入選 殺戮にいたる過程 作者 佐藤 真一
入選 デュラハン 作者 山﨑 栄紀

一部部門 コママンガの部

最優秀作品賞/魔夜峰央賞

「やさいまんが」

作者: 相澤 拓(あいざわ ひらく)

審査員講評

●面白い。こーゆーの私、好きです。
●すばらしいです。ていねいな仕事にまず、敬意を表します。ですが、それだけにネタに注意。もう少し意外性がほしい。とは言っても完成度は高い。額に入れて飾ってしまいたい気分です。

佳作

「そこは地雷源。」

作者: 田中 裕介(たなか ゆうすけ)

審査員講評

●センスはいいものがある。もっと描いて、個性的な絵がつくれたら可能性大。
●個人的にはコマ部門の作品中一番おもしろい作品でした。笑いのツボを心得ておいでだと思います。いまのレベルで充分商業誌でも通用するのではないでしょうか。

入選・準入選
作品タイトル 作者
入選 So Shima Show! 作者 小山 良夫
入選 アレルギー200% 作者 坪内 明子
入選 花のお江戸は日本晴れ! 作者 小山 良夫
入選 『眼下の包囲網・2』 作者 蓮賀 まさとき
入選 『ニアミス~とっさの判断~』 作者 蓮賀 まさとき
入選 飛べない空 作者 丸山 健

中学・高校生部門

最優秀作品賞

「あなたへの月」

作者: 高橋 加奈(たかはし かな)

審査員講評

●センスはありそう。わかりやすい作品を描くことを心がけてほしい。
●20Pで大変うまくまとめていると思います。キャラの性別の描きわけがもっと上手くなればいうことなし。将来的に、少年・少女どちらの漫画ジャンルにいくのか気になります。演出方法がそれぞれちがうので、勉強の仕方を上手くこなしつつ個性をなくさないで下さい。

佳作

「アンケート」

作者: 最上 真理恵(もがみ まりえ)

審査員講評

●かわいい。このあったかさをなくさずに描き続けて欲しい。来年どんな作品が描けるか楽しみ。
●1ページ目の女の子の表情が上手いです。動物達が主人公の事を思っていてくれた…というのは、ちょっと無理がある気がしました。今後の作品に期待します。
●全体的に白い印象を受けましたが、白黒のバランスは取れていたように思います。

審査員特別賞

「発明!?タイムマシン!」

作者: 湯ノ熊 うい(ゆのくま うい)

審査員講評

●元気があってよろしい。欠点も多いがそれ以上に明るく楽しいのが大きな長所。どんどん描いてほしい。
●白と黒だけで構成された、とびぬけて元気な表紙が飛び込んで来ました。読者を惹きつけるという点では、大成功の表紙だと思います。トーンを多用した作品が多い中、ペンだけで表現しようと思った所も、評価できます。背景も随分手慣れているようにも感じました。何より人物の表情がいい!ここぞ、という場面で見せる沢橋先輩の表情がキマってました。ありがちな学園モノを、動物を擬人化させたキャラを用いることで「異」を導入する。全体的に斬新な点が少なかったのも事実ですが、計算されたストーリーが充分カバーしています。「転」の場面から「結」へ持って行く、主人公の感情の動き、見事です。今回審査した中で、一番心に残った作品でした。いつかどこかで、またあなたの新作を見てみたいようです。

審査員特別賞

「グッバイ」

作者: 金子 理沙(かねこ りさ)

審査員講評

●13歳でこれだけ描けたらたいしたものです。絵とストーリーを(絵はトーンにたよりすぎずに、ストーリーはもっと短いページで)詰めて描くことを練習してください。期待度大です。
●とてもとても心に残る、いいマンガでした。たいへん好きです。シンプルなテーマ、シンプルなストーリーですが、これだけ気持ちを伝えることができるという見本のようなマンガです。構成、コマ割りなどしっかり考えられていて、実にスムーズに読ませてくれます。絵はこれから勉強でしょうが、「いつも笑っているような顔の女の子」など、上手にキャラ作りがされていて、センスを感じます。どんどん描いてください。どんどん読みたいです。

入選・準入選
作品タイトル 作者
入選 いま、ぼくにできること 作者 林 紘子
入選 テイク・イット・イージー 作者 夫人。
入選 風の人 作者 渡辺 愛
入選 歌を忘れたカナリヤ 作者 山田 彩子
入選 Blue sky and true mind 作者 豊岡 彩夏
入選 ねこタクシー 作者 わし
入選 ○○なのはどっち講座 作者 丸美甘
入選 あの日の風 作者 渡部 真里
入選 不思議な国なファンタジー 作者 古俣 あやね
入選 ぴーこさんの憂鬱 作者 ぱくピーコ
入選 未熟なSpring Battle 作者 安糖 なつこ
入選 やくそく 作者 霧島 雫
入選 アニマルブラザー 作者 仲井 理緒
入選 愛空 作者 佐藤 絵里子
入選 NEVER WITHER TREE 作者 岡崎 京磨
入選 零一四六 作者 東亜 鋭理
入選 ぼくたち きっと ともだちだよね 作者 永木 百合子
入選 birds 作者 AYA
入選 還りたい処 作者 北野 市嘉
入選 春の居る里 作者 なみたろう
入選 ~猫かぶりは今日も語る~ 作者 山のおやじ
入選 真・ライス部2001 作者 七星☆来夢
入選 僕に翼をくれた人 作者 花形 真雪
入選 Flowers 作者 風間 美穂
入選 未来の将軍 作者 長月 光華
入選 へびの降る空 作者 永木 百合子
入選 蝶の肌 作者 菅原 凛一
入選 秘密の袋 作者 星野 さくら
入選 日本昔話異聞録 作者 気楽
入選 猫毛雨にご注意を! 作者 永木 百合子
入選 SUMMER FIGHT 作者 池田 友季美
入選 孤独なアヒルの子 作者 彩谷 薫
入選 心を探して・・・ 作者 呂協 羊毛
入選 Little Adventure ~リトル・アドベンチャー~ 作者 澤村 あいむ
入選 ハロウィンな人々 作者 新ニャンダバ
入選 Police 作者 平野 なお子
入選 飴にオアシス 作者 井越 里美
入選 花の残像~残像は思い出に,そして思い出は希望へ~ 作者 沢生 夏実
入選 人と動物 作者 江口 貴恵

テーマ部門「にいがた」

最優秀作品賞

「2055(NIIMARU.GO!GO!)」

作者: もみ あげる

審査員講評

●なんかあったかい感じがしていいですね。バリバリの少年マンガも読んでみたい。
●相変わらず、ブッ飛んだ発想で楽しいです。ただ、今回は主人公の米好きの設定が走り過ぎたかな、という気がします。脇役が多いのも楽しいですが、キャラによってタッチまで変えてしまうと少し違和感がありました。今回はあふれるアイデアをうまくまとめ切れなかったという印象でしょうか。よりじっくりお話を練られることを期待します。

佳作

「万代橋であいましょう。」

作者: エグチ タカユキ

審査員講評

●ラストをしっかりまとめて欲しかった。男っぽい、骨太な作品だけに終わり方にもうひとつ工夫があったらと、そこだけが残念。
●面白いお話ですが、カッコ良くまとめようとして、逆に説明不足になってしまった気がします。特にラストが、結局どうなったのか良く解らず消化不良でした。もう少し犯人役のエピソードも欲しかったですね。という訳で、本当はもっと面白くなったはずなのに惜しい!!という感じです。もう少しページを増やして、ゆったり描いても良かったと思います。絵も、荒いタッチは個性ではありますが、時に雑に見えてしまう場合があります。描き込むべき所は、もう少しハッキリ描き込んだ方が良いのではないでしょうか。

入選・準入選
作品タイトル 作者
入選 まっぽー思想 作者 驢馬
入選 RICE BALL 作者 白石 恭子

小学生部門

最優秀作品賞

「占い名人ダリー君」

作者: 森野 ミズキ(もりの みずき)

審査員講評

●次はもっと短い枚数で描いてみてください。占いをテーマにしてそれにこだわったストーリー作りは、評価できます。
●ダリー君をはじめ、登場人物が生き生きしているのが印象に残りました。ダリーとキルキのやりとりも笑えます。いろいろなスクリーントーンも効果的に使われていますが、ちょっと絵がゴチャゴチャした感じのあるのが残念。コマ割りを工夫すると、もっとスラスラ読めるのではないかと思います。

佳作

「トマトだらけ」

作者: 小日向 瞳(こひなた ひとみ)

審査員講評

●うまいとか、うまくないとかいうレベルではありませんが、10歳にしては妙な味があります。数年後が楽しみ。
●トマト(ミニトマト?)が主人公にはオドロイタ。昔強かったが今ショボクレの父親もおもしろい。おとぎ話の一寸法師を思い出しました。

入選・準入選
作品タイトル 作者
入選 不思議人間チャボジー! 作者 宮枝 恭
入選 空に咲く花 作者 4人姉妹
入選 出目玉くんと仲間達 作者 佐々木 理沙
入選 第2の神 YUKA 作者 フラワー
入選 wanted you!! 作者 青森 林檎
入選 ナツ。 作者 高山 零
入選 1人1人の心 作者 平田 栄美
入選 ブラックマーケット闇屋さん 作者 わたよ
入選 へいぼんな日々 作者 けだものさん
入選 シルティ 作者 にしの しゅう
入選 あんことフルーツ 作者 安田 五郎
入選 無題 作者 ケロカ
入選 MINTO 作者 7☆
入選 ある時のできごと 作者 水咲 出雲
入選 Happyなひみつ 作者 山野 麻子
入選 インコちゃん 作者 木村 みやこ
入選 うっさーみっさー 作者 大竹 さくら
入選 ハムスター日記 作者 byうなぎ
入選 本和加家 りこんのきき?! 作者 こ~じ
入選 花田イエーイの学園天国 作者 山作 雪乃
入選 ホルモンくん 作者 雪見だいふく
入選 うさくん 作者 ミスター・ジャビット
入選 NANAMI 作者 縹 蘇芳
入選 ごっちょー学円 作者 菊地 翔平