
2025.10.21
マンガ大賞
昨年度まで開催していた「こどもマンガ講座」。今年度からは「こどもマンガ塾」として内容を新たにパワーアップ!
講師はもちろん、新潟市マンガ・アニメ情報館・新潟市マンガの家統括館長の小池利春 氏(通称:コイケちゃん)が担当。
「マンガを完成させる」を合言葉に、参加者は2つのコースでそれぞれの挑戦に全力を注ぎました。
約3か月、全4回にわたって開催されたこのコースでは、「にいがたマンガ大賞に応募する!」という目標を掲げ、作品づくりに挑みました。
①プロット → ②ネーム → ③下描き → ④原稿完成。
最初の講座では、作品づくりの土台となる「プロット」からスタート。
「思いついたらすぐ書くことが大事」「表紙は作品を1ページで表現するもの」――
コイケちゃんの言葉に、参加者は真剣な眼差しでうなづいていました。

ネームづくりでは、最初はなかなか手が動かない参加者も多くいました。
しかし、「もっと面白くしたい」という気持ちが芽生え、
「この展開どう思う?」「ここ見てもらっていいですか?」と、自分から動く姿が増えていきました。
講座の中盤では、コマ割りや構図の工夫を学ぶ時間もありました。
「伝えたいことをどう表現するか」を考えながら、各自の作品に反映させていく姿が印象的でした。

コイケちゃんも参加者一人ひとりの机を回りながら、
「この場面、もっと読者に伝わるようにしてみよう」「こんな設定があったら面白いんじゃない?」とアドバイス。
その言葉に笑顔でうなずく参加者の姿があちこちで見られました。

最終日には、「にいがたマンガ大賞」の締切を改めて確認し、目標を再認識。
完成まで辿りついた参加者も、途中までの参加者も、“マンガを完成させる”という目標に向かって最後まで集中する姿は、まさに“マンガ家のたまご”そのものでした。
マンガを描くのが初めてでも安心して参加できる、2日間の集中コース。
短い時間の中で、ネーム制作から仕上げまでの流れを体験しました。
限られた1ページの中で、「誰が」「どこで」「何をしているのか」を伝える構成の重要性を学び、
さらに、「伝えたい場面は大きいコマにする」「タイトルで作品の世界を引き立てる」など、
1ページならではの表現の工夫を体感しました。

はじめは緊張していた参加者も、鉛筆を握って描き始めるうちに、
「これ描くの楽しい!」「もっと描いてみたい!」と笑顔が増えていきました。

初めてマンガを描いた参加者も、これまで描いていた参加者も、
それぞれが手ごたえを感じながら、最後まで集中して取り組む姿が印象的でした。
描くことへの意欲と達成感に満ちた2日間となりました。
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今回の「こどもマンガ塾」では、
「描くことの楽しさ」と「作品を完成させる達成感」を体験し、
マンガ家への大きな一歩を踏み出した参加者がたくさんいました!
ぜひ、この経験を活かして、自分の作品を創り上げてください!!
次回の開催情報は、ガタマニア(にいがたマンガ大賞HP)をチェック!