2025.01.16

マンガ・アニメ活用

新潟県民お馴染み、あのCMを一新!そのワケと制作秘話を聞いてきた。

子供たちが階段で「じゃんけんグリコ」をしているテレビCMに見覚えはありませんか?
このCMは、新潟県信用保証協会さま が2023年12月まで9年間放送していたものです。
今回、そのCMを完全リニューアル!新アニメCM「ともに」の裏話をお聞きしてきました。

お話を聞いた人

新潟県信用保証協会
企画総務部 経営企画課

課の雰囲気:
和やかでなんでも気軽に話せる雰囲気です
好きなマンガ・アニメ:
『名探偵コナン』、『呪術廻戦』

なぜ、9年間放送していたCMをリニューアルしたのでしょうか。

以前のCMは、とにかくまずは「新潟県信用保証協会」という名前を皆様に覚えてもらおう!という目標だったんです。

長きに渡り放送することで、県民の皆さま が「見たことある!」というところまでは来たかな…
と思っているのですが、次は名前だけではなく何をやっている企業なのかを伝える必要があるな。と考え、
新CMの制作を決めました。

新CMはなぜ、アニメCMにしたのでしょうか。

CMを作るにあたって、コンペを行ったのですがそちらでアニメCMの提案があり、選ばれた形になりますね。

コンペではアニメCM以外の提案もあったのですか。

実写CMのほうが多くご提案をいただいておりました。

その中で、アニメCMが選ばれた理由はありますか。

新潟県信用保証協会は中小企業の皆様が金融機関から事業資金を借り入れするときに、公的な保証人となる
ほか、経営課題の解決をお手伝いして中小企業の発展を支援する。という仕事内容なのですが
実際、こういうシチュエーションを実写にすると、少し専門的で伝わりにくいかな…と(笑)
アニメなら信用保証協会の仕事内容が抽象化され、良い意味でマイルドな表現ができると思いアニメCMを選びました。

以前のCMは実写でしたが、実写CMとアニメCMの制作で違いはありましたか?

そうですね。アニメCMは小回りが利きますね。

「小回り」というと…

実写だと企画を打合せした後、撮影は一発撮りなので「ここを修正してほしい!」と思っても、なかなか修正が難しいんですよね。

一方、アニメCMはベースとなるアニメ映像ができたら、CMを見ながら制作会社さんと一緒にもっとここをこうしたい!と話し合い、イメージを詰めていく流れなのでそういった点で、小回りが利くなと。

なるほど、それはアニメの利点ですね。
このCMを作るうえで、こだわった点はありますか。

今回のCMでは、様々な職業のキャラクターが登場するのですが、わかりやすく・リアリティを持たせるために、当協会の利用が多い職業のキャラクターへ修正しながら、イメージを固めていきました。

確かに、実写と違いアニメだと修正をしながら進められるので
最終的な仕上がりは双方納得のいくものになりそうですね。CMの制作期間は、どのくらいでしたか。

コンペ自体は1か月程度で、アニメCMの制作期間は7か月程度でした。

アニメCMを制作したメリットは何かありましたか。

アニメCMとは直接的には関係ないですが、業務内容のパンフレットを制作いたしましてアニメCM内のワンカットを表紙に使用いたしました。
切り取って、転用ができるところは、アニメの良いところだな。と感じました。

それでは、最後に皆様が思う「アニメCMの良さ」を教えてください。

実写では難しい抽象的で綺麗な表現ができるところが強みだと思います。
また、長く見ることができて、飽きが来ないCMになるなと感じました。

新潟県信用保証協会さまの新CM「ともに」には
中小企業をサポートするという実写では表現しづらいテーマを、柔らかく親しみやすいアニメで描き、
視聴者に仕事内容を伝える工夫が込められているんですね!
CMを見かけた際は、こだわりの細かい動きにもぜひ注目してみてください。

企画総務部 経営企画課の皆さま、本日はありがとうございました!

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