新潟ゆかりの作家

多くの有名マンガ家やアニメクリエーターとゆかりのあることで知られる新潟。
そんな「マンガ・アニメのまち にいがた」とつながりのあるマンガ家やアニメクリエーターを紹介!

あ行

青山 充 (あおやま みつる)/アニメクリエーター

下請け作画スタジオで活動した後、フリーとなる。その後、東映アニメーション(旧東映動画)を拠点とし、『おジャ魔女どれみ』シリーズや『プリキュア』シリーズなど、朝日放送日曜朝8時30分枠アニメの作画監督などを数多く手掛ける。同枠には、1作目の1984年『とんがり帽子のメルモ』から2012年『スマイルプリキュア』まで、参加し続けている。

主な作品

  • 『ビックリマン』シリーズ/東映アニメーション
    1987年-2007年/キャラクターデザイン・作画監督など
  • 『おじゃ魔女ドレミ』シリーズ/東映アニメーション
    1999年-2003年/作画監督・原画 など
  • 『プリキュア』シリーズ/東映アニメーション
    2004年-/作画監督・原画・キャラクターデザイン など
赤塚 不二夫 (あかつか ふじお)/マンガ家

旧満州国に生まれる。戦後帰国し、1948年に父親の故郷である新潟県に移り、中学校を卒業後、看板店に就職する。仕事先で映画を見たことから映画マニアとなり、作品の参考にしていた。その後上京し、やがて東京都豊島区の「トキワ荘」へ移り住む。
1962年より『おそ松くん』、『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。その後も『天才バカボン』、『もーれつア太郎』などの数多くのヒット作を手がけ、『天才バカボン』はこれまでに4回アニメ化された。

主な作品

  • 『おそ松くん』「週刊少年サンデー」ほか
    小学館ほか/1962年-1990年
  • 『ひみつのアッコちゃん』「りぼん」ほか
    集英社ほか/1962年-1989年
  • 『天才バカボン』「週刊少年マガジン」ほか
    講談社ほか/1967年-1992年
  • 『もーれつア太郎』「週刊少年サンデー」ほか
    小学館ほか/1967年-1991年
旭 凛太郎 (あさひ りんたろう)/マンガ家

専門学校卒業後、細野不二彦氏のアシスタントを経て、小学館の青年誌『ヤングサンデー』奨励賞を受賞した後、「別冊ヤングサンデー」に掲載の『X-クロス-』にてデビュー。その後、秋田書店「週刊少年チャンピオン」にて『TWO突風!』『ガキ警察』(原作:藤井良樹)が連載されたほか、秋田書店「ヤングチャンピオン」「プレイコミック」などで作品を多数連載。

主な作品

  • 『TWO突風!』(原作:藤井良樹)
    「週刊少年チャンピオン」/秋田書店/2003年-2004年/全8巻
  • 『ガキ警察』(原作:藤井良樹)
    「週刊少年チャンピオン」/秋田書店/2005年-2006年/全6巻
  • 『雀首』(原作:来賀友志)
    「プレイコミック」/秋田書店刊/2010年-2011年/全2巻
阿部 恒 (あべ ひさし)/アニメクリエーター

MAPPAの中核を担うキャラクターデザイナー、アニメーター。その絵のスタイルは美麗かつリアル、骨太でありながら格調を漂わせるもの。80年代半ばから原画マンとしてキャリアをスタートさせ、90年代にはOVAの監督なども手がけた才人である。近年は主に川尻善昭監督の作品でメインスタッフとして活躍。『バンパイアハンターD』では作画監督を、『HIGHLANDER:The Search for Vengeance』ではキャラクターデザイン・作画監督を務めた。その他、『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』(総作画監督・絵コンテ)、『アクエリアンエイジ Sign for Evolution』『ちょびっツ』(キャラクターデザイン・作画監督)、『Devil May Cry』『WOLVERINE』(キャラクターデザイン・総作画監督)など、毛色の違う作品も幅広く手がけている。新潟市アニメプロジェクト『古町と団五郎~ラグーンストーンを探せ!~』では20年振りとなる監督も兼任。自身初となる二等身キャラにも挑戦している。長年在籍したマッドハウスを丸山正雄プロデューサーの独立と共に退社。現在(株)MAPPA所属。

主な作品

  • 『古町と団五郎~ラグーンストーンを探せ!~』/MAPPA、新潟市
    2012年/監督、キャラクターデザイン、作画監督、原画
  • 『劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード』劇場アニメ
    マッドハウス/2000年/総作画監督、総コンテ
    第5回アニメーション神戸作品賞劇場部門
  • 『HIGHLANDER:The Search for Vengeance』劇場アニメ
    マッドハウス/2007年/キャラクターデザイン、作画監督
アサミネ 鈴 (あさみね すず)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業生。2009年にスクウェア・エニックス「戦国アンソロジー」にて『紅の城』が掲載されデビュー。同社「ガンガン戦 月刊少年ガンガン1月号増刊冬の陣」にて、読切作品『源平桜歌はないちもんめ』が掲載される。その後活動の場をさらに広げ、2012年には学研「学研まんが NEW 日本の歴史 全12巻」執筆陣の一人として活躍。

主な作品

  • 『源平桜歌はないちもんめ』スクウェア・エニックス
    「ガンガン戦 月刊少年ガンガン1月号増刊冬の陣」掲載/2009年
  • 『学研まんが NEW 日本の歴史 全12巻』9巻と6巻(2章、4章)
    学研マーケティング/2012年
  • 『明和義人―封建の世で、町民自治に命をかけた新潟人がいた。』
    ウイネット/2012年
有沢 遼 (ありさわ りょう)/マンガ家

1988年、「なかよしデラックス」秋号(講談社)にて、『あなたにうつりたい』が掲載されデビュー。繊細で上品な作画が印象的。「なかよし」(講談社)を主な活動の場として、『二人だけのヒミツ』や『花園のヒ・ミ・ツ』などを掲載。近年ではハーレクインコミックス『ふたりの六週間』『水の中の花嫁』(ハーレクイン社)など、活躍の場を広げている。2007年公開の映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』のコミカライズも手掛けた。

主な作品

  • 『迷子のドルフィン』
    「なかよし」/講談社 /1996年/全1巻
  • 『夏色のグラデーション』
    「なかよし」/講談社/1996年/全1巻
  • 『恋愛向上委員会 ジューシーフルーツ』
    「なかよし」/講談社/1998年-2006年/全5巻
五十嵐 かおる (いがらし かおる)/マンガ家

1999年に小学館「ちゃおDX」夏の増刊号にて、『はっぴい2フェスティバル』でデビュー。2005年から主にいじめ問題をテーマにした作品『いじめ』を発表。2005年には小説版が発売され原案・イラストを担当。小説版はその後、「ちゃおノベルズ」「小学館ジュニア文庫」としてシリーズ化し、マンガと合わせてシリーズ累計170万部突破(2013年現在)の人気作となったほか、全国学校図書館協議会選定図書にも指定されている。2012年にはOVAとしてアニメ化もされた。

主な作品

  • 『雪ん子!!』
    「ちゃお」/小学館/2000年/全1巻
  • 『らぶりー♥デコレーション!!』
    「ちゃお」/小学館/2004年‐2005年/全1巻
  • 『いじめ』シリーズ
    「ちゃおデラックス」「ちゃお」/小学館2005年‐/既刊17巻
石田 和明 (いしだ かずあき)/マンガ家・イラストレーター

1990年にエニックス(現・スクウェア・エニックス)『ドランゴンクエスト4コママンガ劇場』の執筆陣の一人としてデビュー。1994年にはエニックス「月刊少年ギャグ王」にて、『レニフィルの冒険』を連載。その他、ゲームマンガ多数。現在は、イラストやマンガのシナリオを書いたり、妻でありイラストレーター・マンガ家の路みちるのサポートの活動が主である。

主な作品

  • 『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場ガンガン編』
    (アンソロジー形式)/エニックス(現・スクウェア・エニックス)/1991年-1997年/全9巻
  • 『レニフィルの冒険』
    「月刊ギャグ王」/エニックス(現・スクウェア・エニックス)/1994年-1997年/全4巻
  • 『ジョーンズ教授の華麗なる冒険』
    「フレッシュガンガン」/エニックス(現・スクウェア・エニックス)/1994年/全1巻(アメリカ)
板垣 ハコ (いたがき はこ)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業生。スクウェア・エニックス「月刊少年ガンガン」で『僕らの街のお巡りさん』が掲載されデビュー。「ひぐらしのなく頃に 新奇譚集」シリーズ(一迅社)で執筆した作品と書き下ろしの新作が収録された単行本『ひぐらしのなく頃に 板垣ハコ撰集 鳥墜し編』が2011年に、2012年には『ひぐらしのなく頃に 板垣ハコ撰集 怨絶し編』(それぞれ原著:竜騎士07/07thExpansion)が一迅社より刊行された。

主な作品

  • 『ひぐらしのなく頃に 板垣ハコ撰集 鳥墜し編』
    (原著:竜騎士07/07th Expansion)/一迅社/2011年
  • 『ひぐらしのなく頃に 板垣ハコ撰集 怨絶し編』
    (原著:竜騎士07/07th Expansion))/一迅社/2011年
市川 リンタロウ (いちかわ りんたろう)/マンガ家

京都精華大学デザイン学科マンガ専攻を卒業した後、老人ホームに勤務する。その時の経験を活かし、1999年に『老人愛』をきらら書房から出版。その後も、新潟日報に介護1コマ知識マンガを連載(2002年に『ほのぼの介護ノート』として光文社から出版)、北海道新聞にて健康4コママンガ『すこやか喫茶』を連載するなど、介護や健康をテーマにしたマンガを数多く描いている。

主な作品

  • 『老人愛』
    雲母書房/1999年/全1巻
  • 『ほのぼの介護ノート』「新潟日報」連載
    単行本・光文社/2002年/全1巻
  • 『介護がラクになるマンガ認知症ケア』(原作:三好春樹)
    講談社/2008年,2010年,2011年/3作
牛木 義隆 (うしき よしたか)/マンガ家・イラストレーター

2008年より、芳文社「まんがタイムきららフォワード」にて『夢喰いメリー』を連載。同作品は2011年にアニメ化もされた。マンガ連載の他に、清水文化著作の『くじびき勇者さま』(ホビージャパンHJ文庫)のイラストや、アニメ『ひだまりスケッチ×☆☆☆』第7話提供バックイラストなどイラストレーターとしても活躍中。2009年に新潟県上越市「越後・謙信SAKEまつり」PRキャラクター「歌瀬吟」と「歌瀬純」のデザインも務める。

主な作品

  • 『夢喰いメリー』「まんがタイムきららフォワード」
    芳文社/2008年-2021年/全24巻
  • 『歌瀬吟』『歌瀬純』
    「越後・謙信SAKEまつり」PRキャラクター
うたたね ひろゆき マンガ家・イラストレーター

初期は成人誌で活動していたが、作品集『COUNT DOWN』刊行後は青年誌にも活動の場を移す。「コンプティーク」(角川書店)にて『リスティス』を連載していた当時は「わたぬきほづみ」のペンネームだったが、「月刊コミック電撃大王」(アスキー・メディアワークス)へ移籍後は「うたたねひろゆき」に統一した。マンガ家としての活動の他、アニメの原画やイラストレーター、ゲームのキャラクターデザインなどでも活躍。

主な作品

  • 『セラフィック・フェザー』(原作:森本洋、武田俊也)
    「月刊アフタヌーン」/講談社/1993年-2008年/全11巻
  • 『リスティス』「コンプティーク」
    角川書店→「月刊コミック電撃大王」/アスキー・メディアワークス/1992年-休載中/既刊2巻
  • 『天獄 -HEAVEN'S PRISON-』「ウルトラジャンプ」
    集英社/2002年-2015年/全12巻
梅澤 麻里奈 (うめざわ まりな)/マンガ家

2010年の「Sho-Comi漫画アカデミア」の3月期にて、「恋初め道」で銀賞を受賞し、「Sho-Comi」増刊6月15日号にて同作が掲載されデビュー。デビュー作から2作目の「任侠オトメ~覚悟しいや~」で『Sho-Comi』本誌に初掲載される。書道の毛筆5段を所持しており、デビュー作品、初連載作品『カノジョはアイツのお墨つき』(2012年小学館「Sho-Comi」連載開始)も書道をテーマにしたストーリーである。

主な作品

  • 『カノジョはアイツのお墨つき』
    「Sho-Comi」/小学館/2012年/全1巻
  • 『おかえり、僕の花嫁』
    「Sho-Comi」/小学館/2013年/全1巻
えんど コイチ (えんど こいち)/マンガ家

1981年に秋田書店「週刊少年チャンピオン」にて『遠足の日』でデビュー。1983年同誌で『アノアノとんがらし』を連載。その後集英社『週刊少年ジャンプ』にて、少年誌では異例の生と死を扱った『死神くん』を連載。翌1984年に「週刊少年ジャンプ」にて『ついでにとんちんかん』を発表する。生死がテーマの『死神くん』やさまざまな人間模様を描いた『不可思議堂奇譚』など、ジャンルにとらわれない作家である。

主な作品

  • 『アノアノとんがらし』「週刊少年チャンピオン」
    秋田書店/1983年/全4巻
  • 『死神くん』「フレッシュジャンプ」「月刊少年ジャンプ」
    集英社/1983年/全13巻
  • 『ついでにとんちんかん』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1985年/全18巻
小川 悦司 (おがわ えつし)/マンガ家

大学在学中から出版社へ投稿を始め、サラリーマン時代を経て1995年、「マガジンフレッシュ」(講談社)にて『KING OF TOWER』が掲載されデビュー。『中華一番!』『真・中華一番!』などの料理漫画で知られる。『中華一番!』は1997年にフジテレビでアニメ化、2005年には中国で実写ドラマ化された。『天使のフライパン』は第31回講談社漫画賞児童部門受賞。

主な作品

  • 『中華一番!』「週刊少年マガジン」「マガジンSPECIAL」
    講談社/1995年-1997年/全5巻
  • 『真・中華一番!』「週刊少年マガジン」
    講談社/1997年-1999年/全12巻
  • 『天使のフライパン』 「コミックボンボン」
    講談社/2006年-2007年/全5巻/第31回講談社漫画賞児童部門受賞
岡村 賢二 (おかむら けんじ)/マンガ家

1984年、「増刊少年サンデー」(小学館)にて『一年女帝』が掲載されデビュー。以降、「月刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載された『宇強の大空』(原作:梶研吾)などの格闘マンガや、「コミック乱TWINS」(リイド社)連載の『真田十勇士』(原作:笹沢左保)、「戦国武将列伝」(リイド社)連載の『上杉謙信』などの歴史時代劇マンガやを多く手掛けている。デフォルメの効いたインパクトの強いキャラクターデザインや派手で激しい描写が特徴的である。

主な作品

  • 『誘惑のチェス・ゲーム』(原作:リン ・グレアム)
    集英社/1997年-2000年/全13巻
  • 『真田十勇士』(原作:笹沢左保)「コミック乱TWINS」
    リイド社/2003年/全8巻
  • 『上杉謙信』「戦国武将列伝」
    リイド社/2005年/全2巻
小越 なつえ (おごし なつえ)/マンガ家

1986年、小学館「少女コミック増刊号」にて、『ワン・ナイト・レボリューション』が掲載されデビュー。デビュー後は「週刊少女コミック」「プチコミック」など小学館系の雑誌、2000年以降は講談社、秋田書店の雑誌に作品を執筆。現在はハーレクイン社にて執筆中。

主な作品

  • 『誘惑のチェス・ゲーム』(原作:リン ・グレアム)
    ハーレクイン社/2012年/全1巻
  • 『それいけ!パキスタン通い妻』「プチコミック」
    小学館/2004年/全1巻
  • 『泣き虫学らん娘』「Sho-Comi」
    小学館/1988年-1991年/全12巻
小越 なつえ (おごし なつえ)/マンガ家

1986年、小学館「少女コミック増刊号」にて、『ワン・ナイト・レボリューション』が掲載されデビュー。デビュー後は「週刊少女コミック」「プチコミック」など小学館系の雑誌、2000年以降は講談社、秋田書店の雑誌に作品を執筆。現在はハーレクイン社にて執筆中。

主な作品

  • 『誘惑のチェス・ゲーム』(原作:リン ・グレアム)
    ハーレクイン社/2012年/全1巻
  • 『それいけ!パキスタン通い妻』「プチコミック」
    小学館/2004年/全1巻
  • 『泣き虫学らん娘』「Sho-Comi」
    小学館/1988年-1991年/全12巻
小田切 渚 (おだぎり なぎさ)/マンガ家<

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。在学中のマンガ編集長添削会がきっかけでマンガ家デビューすることとなる。2006年小学館「少女コミック増刊」6月15日号掲載の『かえっこLOVERS』で本誌デビュー。2010年、小学館「Sho-Comi」で連載していた『彼はS系生徒会長』が単行本化。本作品はSho-Comi新連載争奪戦で1位を獲得した。2012年、Sho-Comi15号より『王子どもと同棲はじめてみます。』を連載。

主な作品

  • 『彼はS系生徒会長』「Sho-Comi」
    小学館/2010年/全1巻
  • 『いちごスイッチ!』「Sho-Comi」
    小学館/2012年/全1巻
  • 『王子どもと同棲はじめてみます。』「Sho-Comi」
    小学館/2012年/全1巻
小畑 健 (おばた たけし)/マンガ家・イラストレーター

1985年、『500光年の神話』で第30回手塚賞準入選。『CYBORGじいちゃんG』(土方茂名義)で、連載デビューを果たす。1991年連載の『魔人冒険譚ランプ・ランプ』で「小畑健」に改名、以降は主にマンガ原作者と組んで活動している。『ヒカルの碁』、『DEATH NOTE』、『バクマン。』はいずれもテレビアニメ化、『DEATH NOTE』は実写映画化も果たした。非常に速筆で知られ、連載と並行してイラストも発表している。

主な作品

  • 『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ)「週刊少年ジャンプ」
    集英社/2003年-2005年/全12巻
  • 『ヒカルの碁』(原作:ほったゆみ、監修:梅沢由香里)「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1998年-2003年/全23巻
    第45回小学館漫画賞・第7回手塚治虫文化賞新生賞
  • 『バクマン。』(原作:大場つぐみ)「週刊少年ジャンプ」
    集英社/2008年-2012年/全20巻

か行

貝原 しじみ (かいばら しじみ)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2011年、秋田書店「月刊プリンセス」別冊ふろくの「ドリーミングLOVEセレクション」にて『禁断Kiss time』が掲載される。その後も、秋田書店「月刊プリンセス」、同社「プチプリンセス」誌に定期的に読切が掲載されるなど、少女向けマンガ誌を中心に活躍。

主な作品

  • 『禁断kiss time』「月刊プリンセス」別冊ふろく
    秋田書店/2011年/読切
  • 『先生、でも すき。』「プチプリンセス」
    秋田書店/2013年/読切
  • 『ご褒美をください』「プチプリンセス」
    秋田書店/2013年/読切
舵 英里 (かじ えいり)/マンガ家

高校生の時に漫画研究部の友人の影響でマンガを描くことに興味を持つ。それがきっかけでマンガ家を目指すようになり、描き始めた。2004年、冬水社「いち*ラキ」8月号にて『帝国兄弟』の連載を開始し、デビュー。その後も、「いち*ラキ」(冬水社)にて『警視庁特犯課007』や『飼主は悪魔』を連載。単行本も発売されている。

主な作品

  • 『帝国兄弟』「いち*ラキ」
    冬水社/2004年-/既刊8巻
  • 『警視庁特犯課007』「いち*ラキ」
    冬水社/2006年-2012年/全11巻
  • 『飼主は悪魔』「いち*ラキ」
    冬水社/2012-2016年/全11巻
風屋 カズヤ (かぜや かずや)/マンガ家

高校卒業後、一般企業に就職するも退社しマンガ家を目指す。1996年、『君が見た地球』が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で行われた「天下一漫画賞」準入選を受賞。1997年にやまもとかずや名義で同作品が「週刊少年ジャンプ」に掲載され、デビューを果たす。連載1本と読切6本を発表。やまもとかずやから風屋カズヤへとペンネームを変更し、パチスロマンガや学習マンガなどを手掛ける。大のバスケファンであり、NBAの選手のトレーディングカード収集を趣味としている。

主な作品

  • 『スロの女神さま!?』「スーパーパチスロ777」
    竹書房/2012年
  • 『週刊マンガ世界の偉人シリーズ マザー・テレサ』
    朝日新聞出版社/2012年
片桐 美亜 (かたぎり よしつぐ)/マンガ家

JAM日本マンガ・アニメ専門学校在学中に角川書店「月刊ASUKA」新人賞の特選に選ばれ、2003年デビュー。角川書店「月刊ASUKA」にて、2007年に『胡鶴捕物帳』、2010年『大和絵双紙』『寺カフェ日和』、2011年『月に燕と右に影』の連載を開始しコミックも刊行。『胡鶴捕物帳』は2008年にドラマCD化され、第2弾まで発売された。「にいがたマンガ大賞」第13回より、応援イラストを寄稿。

主な作品

  • 『胡鶴捕物帳』「月刊ASUKA」
    角川書店/2007年-2010年/全8巻
  • 『寺カフェ日和』「月刊ASUKA」
    角川書店/2010年/全1巻
  • 『月に燕と右に影』「月刊ASUKA」
    角川書店/2011年/全1巻
カトウ コトノ マンガ家

大学を卒業後、JAM日本アニメ・マンガ専門学校へ入学。2007年「月刊少年シリウス」(講談社)4月号にて『アナスタシアの親衛隊⻑』で第5回新人賞を受賞(tono名義)。同誌7月号特別付録「ギャグ&ピース」にて『ゆきだるま』を掲載(加藤ことの名義)。大学時代に学んだトルコ史の知識を生かし、「少年シリウス」2007年9月号より『将国のアルタイル』を連載。緻密で美しい背景描写や衣装も魅力的である。

主な作品

  • 『将国のアルタイル』「月刊少年シリウス」
    講談社/2007-/既刊23巻
叶 精作 (かのう せいさく)/マンガ家

高校卒業後サラリーマン生活を経て上京、さいとう・たかをのさいとう・プロダクションに採用されマンガの世界へ踏み込む。アシスタント生活経験後、スタジオ・シップ(現・小池書院)で小池一夫に師事し、1973年に「劇画ゲンダイ」(講談社)にて小池原作のマンガ『からあ怒』で連載デビュー。1987年には独立しスタジオ・アドバンスを設立した。コミックスを中心に執筆しつつ、イラストやキャラクターデザインも手がけている。大阪芸術大学キャラクター造形学科客員教授を務める。

主な作品

  • 『実験人形ダミー・オスカー』(原作:小池一夫))「GORO」
    小学館/1977年-1984年/全11巻
  • 『魔物語 愛しのベティ』(原作:小池一夫)
    小学館/1977年-1984年/全11巻
  • 『新 上がってなンボ !!太一よ泣くな』(原作:小池一夫)
    「アルバトロス・ビュー」/小池書院/1988年/全38巻
岸 裕子 (きし ゆうこ)/マンガ家

1966年、集英社「週刊マーガレット増刊」にて『よわむし先生』で17歳の時にデビュー。いくつかの出版社を経て、現在同人誌で出版している「銀のジークシリーズ」は1988年から続くシリーズ。1970年代に「別冊少女コミック」(小学館)にて連載していた『玉三郎 恋の狂想曲』は、2010年に小学館クリエイティブより再販をしている。

主な作品

  • 『玉三郎恋の狂想曲』
    小学館/1975年-1978年/全5巻
  • 『夢の介ラブランド』
    秋田書店/1982年/全4巻
  • 『銀のジーク』
    白夜書房/1993年/全9巻→同人誌/1997年-/既刊30巻
北峰 ラリュウ (きたみね らりゅう)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2008年にスクウェア・エニックス「ガンガンONLINE」にて『がおしすたーず!!』でデビュー。2012年には、「4コマKINGぱれっとLite」と「ぱれっとONLINE」にて掲載された『さちるデリュージョン』が、初の単行本として刊行された。

主な作品

  • 『さちるデリュージョン』「4コマKINGぱれっとLite」
    「ぱれっとONLINE」/一迅社/2011年-/既刊2巻
  • 『キノドクコ』「ガンガンJOKER5月号(創刊号)
    「戦国GAG合戦」/スクウェア・エニックス/2009年/読切
  • 『ビルドページ』「ガンガンJOKER5月号
    「戦国GAG合戦」/スクウェア・エニックス/2010年/読切
久織 ちまき (くおり ちまき)/マンガ家

2000年ごろからイラストレーター&マンガ家として活動を始める。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE』(角川書店)、『戦国BASARA2 Groove'n Dragon』(CAPCOM)などアニメやゲームのコミカライズ、児童書の挿絵等で活躍する。2012年には初のオリジナルコミックス『きみの帰る場所』(小学館フラワーコミックスα)を発表。新潟県産コシヒカリ『直江兼続〜愛の⽶』(越後農園)のパッケージイラストを担当している。

主な作品

  • 『きみの帰る場所』「月刊flowers」
    小学館/2012年/短編集
  • 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE』
    (原作:矢立 肇、原案:富野由悠季)「ガンダムエース」
    角川書店/2004年-2006年/全5巻
  • 『戦国BASARA2 GROOVE'N DRAGON』/カプコン
    2006年-2009年/全2巻 ©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
工藤 郁弥 (くどう いくみ)/マンガ家

1994年、「デラックスマ−ガレット」(集英社)にて 『しあわせになるために』でデビュー。以降、同誌や「別冊マーガレット」を中心に活動する。2003年に「別冊マ−ガレット」にて発表した『クリーム キャラメル』はシリーズ化する人気作となる。2008年には「デラックスマーガレット」にて『金のエンゼル』をスタート。2011年には、出身地である新潟県小千谷市にある片貝町を舞台にした映画『おにいちゃんのハナビ』のコミカライズを執筆した。

主な作品

  • 『金のエンゼル』「デラックスマ−ガレット」ほか
    集英社/2008年-2009年/全2巻
  • 『バラとスミレと』「別冊マーガレット」
    (集英社/2003年/全1巻
  • 『クリームキャラメル』「別冊マ−ガレット」ほか
    集英社/2004年/短編集
くまき 絵里 (くまき えり)/マンガ家

小学館「ちゃおDX」2008年春待ち号にて『初恋レンズ』が掲載されデビュー。その後、小学館「ちゃお」「ちゃおDX」を中心に執筆活動を続けている。2009年「ちゃお」3月号にて、初の連載作品である『バンパイアのおきにいり♥』が掲載された。同年「ちゃお」10月号にて『魔女は恋にヘンしてる』を、2011年小学館「ちゃお」3月号にて『王子様におねがいっ!』を連載。連載3作品は単行本も刊行された。

主な作品

  • 『バンパイアのお気に入り』「ちゃお」
    小学館/2009年
  • 『魔女は恋にヘンしてる』「ちゃお」
    小学館/2009年
  • 『王子様におねがいっ!』「ちゃお」
    小学館2011年
桑田 乃梨子 (くわた のりこ)/マンガ家

1988年に白泉社「LaLa DX」春の号に『ひみつの犬神くん』が掲載されデビュー。2001年から竹書房「まんがライフ」ほかで連載をしている『だめっこどうぶつ』は、2005年にキッズステーションでアニメ化もされた。マンガのほかにも、2005年に筑摩書房ちくま文庫『B級グルメ大当たりガイド』(著:田沢⻯次)のイラストを担当するなど、活躍の場を広げている。現在は講談社、幻冬舎コミックス、竹書房、白泉社のマンガ雑誌等で活躍している。

主な作品

  • 『だめっこどうぶつ』「まんがライフ」ほか
    竹書房/2001年-2020年/全11巻
  • 『放課後よりみち委員会』「月刊コミックバーズ」
    幻冬舎コミックス/2011年-/既刊4巻
  • 『ねこしつじ』「ねこぞう2007年秋の号・2008年春の号」
    「BE・LOVE」/講談社/2007年-2013年/全4巻
こいし さとし マンガ家

1989年、小学館主催の「第17回藤子不二雄賞(第24回小学館新人コミック大賞児童漫画部門)」にて、『武士魂-サムライスピリッツ-』が佳作を受賞しデビュー。その後、小学館の「月刊コロコロコミック」や「別冊コロコロコミック」、学年別学習誌「三・四・五・六年生」などに読切や連載作品を多数掲載。1992年、東映制作の特撮レスキューポリスシリーズ第3作にあたる『特捜エクシードラフト』のコミカライズを担当し、「てれびくん」(小学館)で連載。その他、特撮ヒーロー映画『仮面ライダーJ』(1994年)やゲーム『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(任天堂)、『ストリートファイターⅡ』(カプコン)のコミカライズなどで活躍。

主な作品

  • 『こども妖怪新聞』(監修:水木しげる)
    世界文化社/2000年
  • 『突撃!ゲームボーイ』「月刊コロコロコミック」
    小学館/1989年/全2巻
  • 『ストII 爆笑ギャグバトル』「小学三・四・五・六年生」
    小学館/1994年-1996年
古泉 智浩 (こいずみ ともひろ)/マンガ家

1993年、『でもね』(大泉月光名義)が、「ヤングマガジン」(講談社)主催の「第27回ちばてつや賞」で大賞を受賞しデビュー。翌年にも『ジャンプ』で「アフタヌーン四季賞」準入選を受賞。1997年、「月刊漫画ガロ」(⻘林堂)にて『やさしい場所』で再デビューを飾る(大泉月砂名義)。「ガロ」の後継誌「アックス」を中心に活動した後、他⻘年誌にも発表の場を広げていった。『⻘春☆金属バット』が2006年、『ライフ・イズ・デッド』が2012年に実写映画化された。

主な作品

  • 『⻘春☆金属バット』「ヤングチャンピオン」
    秋田書店/2002年/全1巻
  • 『ライフ・イズ・デッド』「漫画アクション」
    双葉社/2006年/全1巻
  • 『ところでここどこ?』「Pas magazine」
    ジョイフルタウン/2000年/1巻
こしの りょう マンガ家

1987年、講談社の「モーニング」四季賞・冬のコンテストで佳作に入選。大学卒業後は1994年まで広告代理店に勤めていた。2004年の4月に「週刊モーニング」(講談社)にて『Ns’あおい』の連載を開始する。同作品は2006年にフジテレビでドラマ化もされた。その後も、2008年「コミックチャージ」(角川書店)にて『投資アドバイザー有利子』の作画を担当、2011年には「週刊現代」(講談社)にて『町医者ジャンボ!!』の連載をスタートさせた。

主な作品

  • 『Ns’あおい』「週刊モーニング」
    講談社/2004年-2010年/全32巻
    (『Ns’あおい特別編 Those days』上下巻)
  • 『町医者ジャンボ!!』「週刊現代」
    講談社/2011年-2015年/16巻
  • 『投資アドバイザー有利子』(原作:幸田真音)
    「コミックチャージ」/角川書店/2008年/全2巻
小嶋 慶祐 (こじま けいすけ)/アニメクリエーター

高校卒業後、2009年にガイナックスに動画として入社。『Panty&Stocking with Garterbelt』や『はなまる幼稚園』の動画を務める。2011年『僕は友だちが少ない』(AIC Build)や『WORKING’!!』(A-1 Pictures)などの原画を担当。その後マッドハウスに移り、『織田信奈の野望』にて初作画監督を務める。現在、複数の会社でメインスタッフとして活動中。

主な作品

  • 『Panty&Stocking with Garterbelt』
    ガイナックス/2010年/動画
  • 『機動戦士ガンダムAGE』
    サンライズ/2011/原画
  • 『織田信奈の野望』
    Studio五組、マッドハウス
    2012/作画監督・作画監督補佐・原画・第二原画
小林 裕和 (こばやし ひろかず)/マンガ家

新潟デザイン専門学校(現JAM日本アニメ・マンガ専門学校)マンガ・アート科卒業。2002年、「週刊少年サンデー」(小学館)主催の月例新人漫画賞「まんがカレッジ」にて『チープ・トリック』があと一歩で賞に選ばれる。同年、『リコピン』が小学館第51回新人コミック大賞の佳作を受賞。2004年、「少年サンデーR増刊」(小学館)にて『ダマスカラス』が掲載されデビューを果たす。2010年には「少年サンデー」(小学館)にて『戦国八咫烏』で初連載をもつ。

主な作品

  • 『戦国八咫烏』「週刊少年サンデー」
    小学館/2010年-2011年/全8巻
小林 まこと (こばやし まこと)/マンガ家

「少年マガジン」(講談社)の第20回新人漫画賞に応募した『格闘三兄弟』が入選したことがきっかけで、1978年に同誌でデビュー。その後、『格闘三兄弟』の主要人物を登場人物とした『1・2の三四郎』の連載を開始した。1984年より「モーニング」(講談社)で連載を開始した『What's Michael?』はアニメ・テレビドラマ化などもされた。高校時代は柔道部に所属しており、その時の経験がマンガにも生かされている。

主な作品

  • 『1・2の三四郎』「週刊少年マガジン」
    講談社/1978年-1983年/全20巻/第5回講談社漫画賞少年部門受賞
  • 『柔道部物語』「週刊ヤングマガジン」
    講談社/1985年-1991年/全7巻
  • 『What's Michael?』「モーニング」
    講談社/1984年-1989年/全8巻/第10回講談社漫画賞一般部門受賞
小村方 宏治 (こむらかた こうじ)/アニメクリエーター

高校卒業後上京し、アニメスタジオの亜細亜堂に在籍。1990年にIGタツノコ(現ProductionI.G)へ移籍する。引退し新潟に戻ることを考えたが、⽯川光久社⻑に才能を買われ新潟スタジオ立ち上げを打診される。1991年のアイジー新潟スタジオ設立で中心的役割を果たし、地元採用のスタッフを丁寧に教育、同スタジオでチーフを務めている。

主な作品

  • 『⿊子のバスケ』テレビアニメ
    Production I.G/2012年/作画監督、演出、絵コンテ
  • 『東のエデン劇場版Ⅱ Paradise Lost』劇場アニメ
    アスミック・エース エンタテインメント/2010年/作画監督
  • 『BLOOD+』テレビアニメ
    Production I.G/2005年/作画監督
近藤 ようこ (こんどう ようこ)/マンガ家

1979年に「月刊漫画ガロ」(⻘林堂)に投稿した『ものろおぐ』が掲載されデビュー。『見晴らしガ丘にて』は第15回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。『ルームメイツ』、『アカシアの道』、『兄帰る』は実写映画化・ドラマ化された。葛藤を抱えながら生きていく人々描いた作品や、歴史を題材にした作品を多数描いているほか、坂口安吾の小説を原作とした作品も執筆している。

主な作品

  • 『見晴らしガ丘にて』「漫画サンデー」
    実業之日本社/1985年(2007年完全版/⻘林⼯藝舎)
    第15回漫画家協会賞優秀賞
  • 『アカシアの道』「WEEKLY漫画アクション」
    双葉社/1996年
  • 『水鏡綺譚』「月刊ASUKA」
    角川書店/1992年(2004年描き下ろし/⻘林⼯藝舎)
近藤 佳文 (こんどう よしふみ)/マンガ家

2000年、「ヤングチャンピオン」(秋田書店)にて『鉄筋安坊』でデビュー。2001年から同誌で、金城一紀原作の小説「GO」のコミカライズを連載。2005年からは、熊谷達也の小説『邂逅の森』を原作として、『邂逅の森 新約マタギ伝』のタイトルで「ヤングチャンピオン」(秋田書店)で連載を開始。

主な作品

  • 『GO』「ヤングチャンピオン」
    秋田書店/2001年-2004年/全5巻
  • 『邂逅の森 新約マタギ伝』「ヤングチャンピオン」
    秋田書店/2005年-2006年/全3巻

さ行

齋藤 周平 (さいとう しゅうへい)/マンガ家

「第16回にいがたマンガ大賞」高校生部門において、『ゲーム』で最優秀作品賞を受賞。その後、JAM日本アニメ・マンガ専門学校在学中に月刊少年チャンピオン(秋田書店)主催「第115回月刊少年チャンピオンMC新人コミック杯」にて『クソッタレに憧れて』でシルバー杯大賞を受賞し、2016年3月7日発売の「月刊少年チャンピオン4月号」でプロデビューを果たす。

主な作品

  • 『クローズ外伝 鳳仙花 the beginning of HOUSEN』
    「月刊少年チャンピオン」/秋田書店/2017年-/既刊11巻
坂井 久太 (さかい きゅうた)/アニメクリエーター

代々木アニメーション学院を卒業した後、マジックバスに所属して活動。マジックバスを退社後、フリーランスとして活動。2011年に『STEINS;GATE』の制作を機に、WHITE FOXに所属する。艶のある美少女が特徴的。鉛筆と色鉛筆を同時に持ち、鉛筆で主線を描いたあと色鉛筆ですぐに影分けを描くという、器用な特技の持ち主である。

主な作品

  • 『ひぐらしのなく頃に』
    スタジオディーン/2006年/キャラクターデザイン・総作画監督
  • 『STEINS;GATE』
    WHITE FOX/2011年/キャラクターデザイン・総作画監督
  • 『人類は衰退しました』
    AIC ASTA/2012年/キャラクターデザイン・総作画監督
朔坂 みん (さくさか みん)/マンガ家

2009年、電撃コミックグランプリ少女マンガ部門にて『エンゲージバトル』が優秀賞に選ばれる。2010年、『好きだけど…』が「シルフ」(アスキー・メディアワークス)に掲載されデビュー。アンソロジーコミックなどで活躍した後、2011年「月刊Asuka」(角川書店)にて『我ら祭華高校 ミステリアス解決部』の連載を開始、単行本も刊行されている。

主な作品

  • 『我ら祭華高校 ミステリアス解決部』「月刊Asuka」
    竹角川書店/2012年-/既刊1巻
  • 『恋は校則に縛られない!』(原作:角川ゲームス)「月刊シルフ」
    アスキー・メディアワークス/2012年/前後編読切
  • 『好きだけど…』「シルフ」
    アスキー・メディアワークス/2010年/読切
佐藤 純也 (さとう じゅんや)/マンガ家

1999年、「モーニング」(講談社)で第35回ちばてつや賞一般部門大賞を受賞した『Planet Football』でデビュー。「にいがたマンガ大賞」の前身でもある、「マンガフェスティバル’97 in NIIGATA」で行われたマンガコンテストにて『TOKYO LIFE』が大賞を受賞した。2005年から「モーニング新マグナム増刊」(講談社)にて『GOD'SMARBLE』を連載。

主な作品

  • 『Planet Football』「モーニング」
    講談社/1999年
  • 『GOD'S MARBLE』(原案:木葉功一)
    「モーニング新マグナム増刊」/講談社/2005年
里見 桂 (さとみ けい)/マンガ家

1980年、『ロックシティ』でデビュー。近年では原作者と組んだ作品を多く発表し。『ゼロ THE MAN OF THE CREATION』は、連載を開始した1990年から終了の2011年まで約20年、全78巻の⻑期連載となり、傑作選として『ゼロ Masterpiece Collection』5巻、『ゼロ The SpecialEdition』全5巻、『ゼロ The Great Selection』全3巻も集英社より刊行されている。

主な作品

  • 『ゼロ THE MAN OF THE CREATION』(原作:愛英史)
    「スーパージャンプ」/集英社/1990年 - 2011年/全78巻
  • 『マリー・アントワネットの料理人』(原作:白川晶)
    「スーパージャンプ」/集英社/2006年 -/既刊2巻
  • 『ファウスト』(シナリオ協力:瀧椿)
    「グランドジャンプPREMIUM」/集英社/2011年–2015年/全5巻
佐野 タカシ (さの たかし)/マンガ家

1992年、『ホンコン・クライシス』が「コミックパピポ」(フランス書院)に掲載されデビュー。1997年に「ヤングキング」(少年画報社)にて連載を開始した『イケてる2人』は、1999年にアニメ化・2009年に実写映画化、『うさぎちゃんでCue!!』は2001年にOVAアニメ化された。

主な作品

  • 『イケてる2人』「ヤングキング」
    少年画報社/1997年 - 2010年/全33巻
  • 『イケてる刑事』「別冊ヤングキング」
    少年画報社/1998年 - 2004年/全9巻
  • 『うさぎちゃんでCue!!』「ヤングキングアワーズ」
    少年画報社/1998年 - 2000年/全2巻
茂田家 (しげたけ)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2011年、「4コマなのエース」(角川書店)にて、アニメ化もされた角川スニーカー文庫『ダンダリアンの書架』の4コマコミカライズである『ダリアンちゃんの書架』の連載が始まり、デビューとなる。2012年には同作品が単行本として発行された。

主な作品

  • 『ダリアンちゃんの書架』(原作:三雲 岳斗)
    「4コマなのエース」/角川書店/2011年-2012年/全1巻
信濃川 日出雄 (しなのがわ ひでお)/マンガ家

2001年より「ビッグコミックスピリッツ増刊」(小学館)等にて読切作品を多数掲載。2006年、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて『fine.-ファイン-』で連載デビュー。その後も、『ヴィルトゥス』(原作:義凡)や、『古代ローマ格闘暗獄譚SIN』(原作:義凡)、「フィール・ヤング」(祥伝社)で『茜色のカイト』などを連載。2012年から「月刊ヒーローズ」(ヒーローズ)にて『アサシン-ichiyo-』(原作:細野不二彦)、2013年から「ジャンプ改」(集英社)にて『少年よ ギターを抱け』の連載をスタートさせた。マンガの他にも、雑誌掲載のイラストを描くなど活躍している。

主な作品

  • 『fine.-ファイン-』「ビッグコミックスピリッツ」
    小学館/2006年-2007年/全4巻
  • 『ヴィルトゥス』(原作:義凡)「ビッグコミックスピリッツ」
    小学館/2008年/全5巻
  • 『茜色のカイト』「フィール・ヤング」
    祥伝社/2011/全1巻
白梅 ナズナ (しらうめ なずな)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。『美学部へようこそ!』で、第17回「少年シリウス」新人賞準入選を果たし、2010年にプロデビュー。ニコニコ静画にて「月見月理解の探偵殺人」のコミカライズで人気を博す。「マガジンポケット」では、成田良悟原作による『クロハと虹介 ⿊き魔女の嬉遊曲』を連載した。そのほか、旅ガイドブックやライトノベルの挿絵なども手掛けている。

主な作品

  • 『月見月理解の探偵殺人』
    (原作:明月千里、キャラクター原案:mebae)
    講談社/2013年/全3巻
  • 『オパパゴト』「月刊少年シリウス」
    講談社/2014年-2015年/全3巻
  • 『クロハと虹介 ⿊き魔女の嬉遊曲』(原作:成田良悟)
    「月刊少年シリウス」/講談社/2018年-2020年/全4巻
新沢 基栄 (しんざわ もとえい)/マンガ家

1980年に「週刊少年ジャンプ」にて『3年奇面組』でデビュー。同作と、その続編の『ハイスクール!奇面組』が大ヒットし、1985年から『ハイスクール!奇面組』として全86話でテレビアニメ化され、1986年には映画化もされた。その後も『ボクはしたたか君』などのギャグマンガで人気を博す。

主な作品

  • 『3年奇面組』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1980年-1982年/全6巻
  • 『ハイスクール!奇面組』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1982年-1987年/全20巻
  • 『ボクはしたたか君』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1988年-1990年/全5巻
晋太郎 (しんたろう)/マンガ家・ゲームクリエーター

高専在学中、専攻していた生命科学をテーマにした、PC用フリーゲーム『不死鳥の棲む街』を制作。グラフィックや楽曲などを手がける。大学院在学中、故郷の町・五泉市を舞台にした『神様症候群。』の制作を進める一方、当時イベントポスターなどを手がけていた日本酒サークルで、新潟の日本酒と出会う。卒業後、県内の酒蔵に造り手として勤務した後、クリエイターとしての想いから新潟をテーマとした創作活動に携わる。

主な作品

  • 『コミック新潟 キャスターブルー』
    DESGIN FARM+RESORT LLC/2012年-/既刊2巻
杉作 (すぎさく)/マンガ家

プロボクシング選手として活躍していた26歳のとき、試合中の怪我が原因で引退を余儀なくされる。引退を機にマンガ家を目指し、1999年に『イモウトヨ』で「⻘木雄二賞」を受賞、2000年の35歳時に『クロ號』でデビューを果たす。猫を飼っており、猫を題材にしたマンガを描いている。ほのぼのとしたかわいらしい絵柄ではあるが、動物を飼うことと真剣に向き合う姿勢が表れており、読む者の心に強く響く。

主な作品

  • 『クロ號』「モーニング」「イブニング」
    講談社/2001年-2005年/全9巻
  • 『コクロ』
    講談社/2008年-2009年/全2巻
  • 『猫なんかよんでもこない。』
    実業之日本社/2011年/全2巻
杉崎 ひとみ (すぎさき ひとみ)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2005年に『友だち100人出来るかな!?』が「月刊プリンセス」(秋田書店)に掲載されデビュー。2010年に同誌にて『恋愛少女図鑑』が掲載、コミックスが刊行された。

主な作品

  • 『恋愛少女図鑑』「月刊プリンセス」
    秋田書店/2010年/全1巻
  • 『細胞オセロ』「プチプリンセス」
    秋田書店/2013年/読切
  • 『恋愛少女図鑑〜紫陽花と⾬蛙〜』「月刊プリンセス」
    秋田書店/2010年/読切
鈴木 いこ (すずき いこ)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2007年、「月刊プリンセス」(秋田書店)の行う「第42回コミックスカウトプロジェクト」で期待賞を受賞、『恋愛バトル』が掲載される。翌2008年の第44回においても期待賞を受賞し、『双子の法則』が掲載されデビューを果たす。以降、同誌にて読切作品や短期連載作品を発表している。第14回(2011年度)より「にいがたマンガ大賞」の1次審査員を務めるほか、JAMのマンガクリエイト科講師としてマンガ文化の醸成に寄与している。

主な作品

  • 『one step!』「月刊プリンセス」
    秋田書店/2010年
  • 『stand by me』「月刊プリンセス」
    秋田書店/2009年
  • 『現代魔女のユウウツ』「月刊プリンセス」
    秋田書店/2012年/読切
鈴木 有布子 (すずき ゆふこ)/マンガ家

「第3回(2000年度)にいがたマンガ大賞」「第4回(2001年度)にいがたマンガ大賞」で2年連続、一般ストーリー最優秀作品賞(水島新司賞)を受賞。2001年に、「サウス」(新書館)にて『落第天使』が掲載されデビューを果たす。以降、新書館やマッグガーデンなどを中心に作品を発表する。単行本に本編の後日談を番外編として描き下ろすことが多い。

主な作品

  • 『旬』「月刊ウィングス」
    新書館/2002年-2004年/全1巻
  • 『丘の上のバンビーナ』「月刊ウィングス」
    新書館/2007年/全1巻
  • 『キャンディ』「つぼみ」
    芳文社/2010年/全2巻

た行

高瀬 綾 (たかせ りょう)/マンガ家

1986年、講談社が主催する少女漫画の新人賞「第3回なかよし新人まんが賞」で『さよならラプンツェル』が佳作を受賞し、「なかよしデラックス」(講談社)に掲載、デビューを果たす。「なかよし」を中心に、メルヘン系ファンタジーから破滅的な恋愛ものまで、幅広い分野の作品を発表。

主な作品

  • 『くるみと七人のこびとたち』「なかよし」
    講談社/1992年-1994年/全5巻
  • 『リリィ&アールのふしぎなお店』「るんるん」
    講談社/1992年-1997年/全3巻
  • 『ほしいのはひとつだけ』「なかよし」
    講談社/1998年-2000年/全3巻
高野 文子 (たかの ふみこ)/マンガ家

高校在学中に小学館「別冊少女コミック(現ベツコミ)」に投稿し努力賞を受賞する。看護師として働く傍ら、1978年に『絶対安全剃刀』がサン出版「JUNE」に掲載され商業誌デビューを果たす。画面構成の巧みさや深い心理描写から、既成のジャンルの枠組みを超える「ニューウェーブ」の旗手と注目され、しばしばマンガ評論の対象となる。マンガ執筆のほか、絵本やイラストレーション、ペーパークラフトなども手がける。

主な作品

  • 『絶対安全剃刀』/短編集・白泉社
    1977年-1981年(単行本1982年)/第11回日本漫画家協会賞優秀賞/li>
  • 『棒がいっぽん』/短編集・マガジンハウス
    1987年-1994年(単行本1995年)
  • 『⻩⾊い本 ジャック・チボーという名の友人』/短編集・講談社
    1996年-2001年(単行本2002年)
    第7回手塚治虫文化賞マンガ大賞
高橋 郁丸 (たかはし ふみまる)/マンガ家

短期大学卒業後、新潟県⺠俗学会に⼊会し、県内市町村を訪ね歩いて祭りや習俗の聞き取りを続ける。1988年の『まんが蓮の露 良寛を慕う貞心尼ものがたり』でマンガ本出版後は、マンガやイラストによる⺠俗学の普及を試みている。新潟県⽴文書館設⽴当時から12年間勤め、司書、アーキビストとして資料整理と図書整理を行う。第6回(2003年度)より「にいがたマンガ大賞」の1次審査員を務める。

主な作品

  • 『まんが良寛ものがたり』
    考古堂書店/2000年
  • 『絵草子 酒呑童子』
    考古堂書店/1994年
  • 『まんがヌリドン伝説』
    新潟市漆器同業組合/2008年/全10巻
高橋 ゆたか (たかはし ゆたか)/マンガ家

1986年、集英社主催の少年向けギャグマンガの新人賞「第24回赤塚賞」において佳作を受賞しデビューを果たす。「週刊少年ジャンプ」(集英社)を中心にギャグマンガ作品を連載。その後、「スーパージャンプ」(集英社)などの⻘年誌に掲載誌を移し、少年誌時代とは異なる作風の作品を発表、作品の幅を広げている。

主な作品

  • 『ボンボン坂高校演劇部』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1992年-1995年/全12巻
  • 『魔女娘Vivian』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1996年-1997年/全4巻
  • 『HOOK -フック-』(原作:金成陽三郎)「スーパージャンプ」
    集英社/2005年-2006年/全3巻
高橋 留美子 (たかはし るみこ)/マンガ家

大学在学中の1978年、「週刊少年サンデー」(小学館)に投稿した『勝手なやつら』で「第2回小学館新人コミック大賞」少年部門佳作を受賞しデビューを果たす。同年、同誌にて連載を開始した『うる星やつら』はテレビアニメ化もされ大ヒットとなる。以降も『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』など歴史に残るヒット作を数多く生み出し、代表作のほとんどはテレビアニメ化や実写ドラマ化がなされている。

主な作品

  • 『うる星やつら』「週刊少年サンデー」
    小学館/1978年-1987年/全34巻
    第26回小学館漫画賞・第18回星雲賞コミック部門
  • 『らんま1/2』「週刊少年サンデー」
    小学館/1987年-1996年/全38巻
  • 『犬夜叉』「週刊少年サンデー」
    小学館/1996年-2008年/全56巻
    第47回小学館漫画賞少年部門
  • 『境界のRINNE』「週刊少年サンデー」
    小学館/2009年-2017年/全40巻
たかもち げん マンガ家

15年の下積み期間を経て、1980年、「週刊少年マガジン増刊号」(講談社)にて『輪が跳ぶ』でメジャー誌デビューを果たす。⻘年誌で連載しさまざまな題材の作品を発表していたが、2000年にがんのため51歳の若さで死去する。遺作となった『警察署⻑』は2002年にテレビドラマ化され人気シリーズとなった『こちら本池上署』の原作であり、ドラマのオープニングテーマではたかもちの作画が取り⼊れられている。

主な作品

  • 『祝福王』「モーニング」
    講談社/1990年-1992年/全8巻
  • 『代打屋トーゴー』「モーニング」
    講談社/1983年-1990年/全25巻
  • 『警察署⻑』「モーニング」「イブニング」
    講談社/1999年-2003年/全15巻
    たかもち:1999年-2000年「モーニング」/1〜3巻
    たかもち原案、やぶうちゆうき作画:2001年-2003年「モーニング」
    2003年-2004年「イブニング」/4〜15巻
竹林 月 (たけばやし げつ)/マンガ家

2003年、『ハルのアメ』で「週刊少年サンデー」(小学館)が行う「まんがカレッジ」の佳作を受賞。翌2004年、「少年サンデー特別増刊R」(小学館)で読切作品『コミカルマジカル』が掲載され、デビューを果たす。初の連載作品となった『妖逆門』は、連載開始とほぼ同時期にアニメ放映も開始するという珍しいパターンでのアニメ化となった。

主な作品

  • 『妖逆門』「週刊少年サンデー」
    小学館/2006年-2007年/全5巻(原案協力:藤田和日郎)
  • 『イエロードラゴンがあらわれた!』「週刊少年サンデー超」
    小学館/2009年-2010年/全2巻
  • 『ポケットモンスター RéBURST』「週刊少年サンデー」
    小学館/2011年-2012年/全8巻(シナリオ協力:楠出尽)
月岡 貞夫 (つきおか さだお)/アニメクリエーター

高校在学中に手塚治虫氏の招請を受け、1958年高校卒業と同時に上京。翌年に手塚治虫の代理で東映動画に出向したのをきっかけに、東映動画に⼊社。1965年に手塚治虫氏の虫プロダクション設⽴に協力し、アニメ制作に携わった。1966年に東映動画を退社した後はフリーとして活動。以後は自主制作アニメやCMのアニメーションを中心に活躍し、「みんなのうた」にも参画している。1975年からは映像系大学・研究所の講師を務める他、2009年に宝塚大学の大学院教授に就任するなど、後進に技術を伝える活動もしている。

主な作品

  • 「みんなの唄」『北風小僧の寒太郎』など
    NHK/1969年頃/アニメーター
  • 『新天地創造』/自主制作アニメ
    1970年クラコウ・ショートフィルム・フェスティバル(ポーランド) グランプリ受賞
  • 富士通テレビCM『タッチおじさん』/1990年代
鶴 ゆみか (つる ゆみか)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2005年、『僕のカメラとダイナマイトな彼女。』(鶴名義)で講談社主催の「第74回週刊少年マガジン新人漫画賞」佳作を受賞する。同年、「マガジンSPECIAL」(講談社)にて読切作品『ナリカワリ』(鶴ユミカ名義)が掲載され、デビューを果たす。2009年から「少年マガジン」(講談社)で『暴走系吹奏楽列伝 ブラボー! Brass Boy』を初連載、JAM卒業生としては初の週刊連載となる。

主な作品

  • 『ヒーローマスク』(脚本:オカベタカシ)「月刊ヒーローズ」
    ヒーローズ/2012年-2014年/全5巻
  • 『暴走系吹奏楽列伝 ブラボー! Brass Boy』
    「週刊少年マガジン」
    講談社/2009年/全3巻
寺田ヒロオ (てらだ ひろお)/マンガ家

旧巻町(現新潟市⻄蒲区)に生まれ、新発田市で育つ。1948年、17歳、学制変更により新制新発田高校に二年に編⼊。高校在学中「漫画少年」に投稿を始める。1950年、高校卒業後、新発田市警察署に就職。新発田市電報電話局に転職。会社野球で全国大会にも出場。1953年、22歳の時にマンガ家を志し上京、トキワ荘に⼊居する。1954年には藤子不二雄らとともに「新漫画党」を結成。トキワ荘のリーダー的存在であり、“テラさん”と呼ばれ慕われていた。温かい絵柄と明るいユーモアにあふれた作風であり、健全な児童マンガに誇りを持っていた。1981年に「漫画少年」(学童社)の歴史を記録した『漫画少年史』を編纂、「第11回日本漫画家協会賞選考委員特別賞」を受賞する。

主な作品

  • 『スポーツマン金太郎』「週刊少年サンデー」ほか
    小学館/1959年-1970年/完全版全9巻(マンガショップ)
    第1回講談社児童まんが賞
  • 『背番号0』「野球少年」ほか
    芳文社・小学館/1956年-1964年
    野球少年版全5巻・学年誌版全3巻(マンガショップ)
  • 『暗闇五段』「週刊少年サンデー」
    小学館/1963年-1964年/完全版全2巻(マンガショップ)
堂上 まさ志 (どのうえ まさし)/マンガ家

1982年、『でっかく大志』が「月刊少年チャンピオン」(秋田書店)に掲載され、デビューを果たす。「プレイコミック」(秋田書店)に連載された代表作『銀玉マサやん』は単行本22巻に及ぶ⻑期連載となり、パチンコマンガの先駆けとなった。同作と『銀玉命!銀次郎』はOV化、『銀玉マサやん』は1992年に実写映画化されている。

主な作品

  • 『銀玉マサやん』「プレイコミック」
    秋田書店/全22巻
  • 『銀玉命!銀次郎!』「漫画パチンカー」
    白夜書房/既刊3巻
  • 『燃えろ!一歩』「週刊少年チャンピオン」
    秋田書店/全6巻

な行

⻑井 ⿓雪 (ながい たつゆき)/アニメクリエーター

2006年、『ハチミツとクローバーII』で監督デビュー。2008年からの監督作『とらドラ!』で一躍脚光を浴びる。2011年の大ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は自身初となる完全オリジナルアニメであり、同作で平成23年度芸術選奨文部科学大臣新人賞メディア芸術部門に選出された。

主な作品

  • 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』テレビアニメ
    A-1 Pictures/2011年/監督、絵コンテ、演出
  • 『とらドラ!』テレビアニメ
    J.C.STAFF/2008年-2009年/監督、絵コンテ、演出
  • 『とある科学の超電波砲』テレビアニメ
    J.C.STAFF/2009年-2010年/監督、絵コンテ、演出
夏海 ケイ (なつみ けい)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2003年、「第3回スクウェア・エニックスマンガ大賞」にて『I’m あ 総理』で準大賞と荒川弘による審査員特別賞を受賞する。少年誌であえて政治的題材を扱かったことから注目を浴びた。同作が「ガンガンパワード」(スクウェア・エニックス)に掲載されデビュー、また2004年から開始した『王様の耳はオコノミミ』で連載デビューを果たす。『うみねこのなく頃に』シリーズのコミカライズを手掛け活躍している。

主な作品

  • 『うみねこのなく頃に episode1 - Legend of the golden witch』
    (原作・監修:⻯騎⼠07)「ガンガンパワード」ほか
    スクウェア・エニックス/2007年-2009年/全4巻
  • 『王様の耳はオコノミミ』「月刊少年ガンガン」
    スクウェア・エニックス/2004年-2007年/全9巻
  • 『I’m あ 総理』「ガンガンパワード」
    スクウェア・エニックス/2003年/読切
なべ千代 (なべちよ)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2007年、『Honey Dad』が「Sho-Comi増刊」(小学館)に掲載されデビュー。以降、「Sho-Comi増刊」で読切作品を掲載、2012年にはラブコメマンガ『ワタシのペットになりませんか?』で「Sho-Comi」本誌初掲載を果たした。

主な作品

  • 『ワタシのペットになりませんか?』「Sho-Comi」
    小学館/2012年/読切
  • 『ひな恋飼育』「Sho-Comi増刊」
    小学館/2011年/読切
  • 『ラブデコレーション』「Sho-Comi増刊」
    小学館/2009年/読切
⻄⽊⽥ 景志 (にしきだ けいし)/マンガ家

2005年、JAM日本アニメ・マンガ専門学校在学中に「マガジンSPECIAL」(講談社)にてデビューを果たす。JAM卒業後上京し、アシスタントとして腕を磨く。2011年から同誌にて『我妻さんは俺のヨメ』の連載を始め、2012年に「週刊少年マガジン」(講談社)へと移籍し週刊化となる。

主な作品

  • 『我妻さんは俺のヨメ』(原作:蔵石ユウ)「マガジンSPECIAL」
    「週刊少年マガジン」/講談社/2011年-2014年/全13巻
    (2011年-2012年「マガジンSPECIAL」→2012年-「週刊少年マガジン」)

は行

⻑⾕川 真也 (はせがわ しんや)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2006年、『炎上!回転寿司!!』が「GO!GO!ジャンプ」(集英社)に掲載され、デビューを果たす。2011年、『とろてん!』が角川漫画新人賞にて少年エース特別賞を受賞。2012年にはニコニコ静画内の電子書籍「角川ニコニコエース」が行うコミック総選挙において、『不幸侵略ギセイ・ナルノ』を短期連載する。

主な作品

  • 『不幸侵略ギセイ・ナルノ』「角川ニコニコエース」
    角川書店/2012年
  • 『とろてん!』「天漫」
    角川書店/2011年/読切
  • 『炎上!回転寿司!!』「GO!GO!ジャンプ」
    集英社/2006年/読切
花見沢 Q太郎 (はなみざわ きゅうたろう)/マンガ家

1993年、「コミックバニー」(司書房)にて『夏の日』でデビューを果たす。デビュー前は新潟で創作系マンガを中心とした同人活動を行っていた。エロティシズムのともなった男⼥の⻘春や恋模様を描く作品と同時に、冒険活劇や時代劇ものの作品も発表している。柔かく暖かみのある絵柄が特徴であり、爽やかでかわいらしい魅力的なキャラクターを描く。

主な作品

  • 『BWH』「ウルトラジャンプ」
    集英社/2000年-2002年/全3巻
  • 『ももいろさんご』「ヤングキング」
    少年画報社/2000年-2008年/全13巻
  • 『REC』「月刊サンデージェネックス」
    小学館/2002年-2013年/全16巻
葉乃 はるか (はの はるか)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2007年、アンソロジーコミック『テイルズオブデスティニー コミックアンソロジーEX第1集』(スクウェア・エニックス)に『乙⼥的まなざしイリュージョン』が掲載されデビューを果たす。以降主にアンソロジーコミックを描き活躍している。2013年には自身初の単行本となる作品集『RING RING BUSTERS! 葉乃はるか リトルバスターズ! 作品集』が刊行される。

主な作品

  • 『RING RING BUSTERS! 葉乃はるか リトルバスターズ! 作品集』
    一迅社/2013年
  • 『リトルバスターズ!エクスタシー コミックアンソロジーEX(2)』
    一迅社/2011年/アンソロジーコミック
  • 『ひぐらしのなく頃に新奇譚集』
    一迅社/2009年アンソロジーコミック
春田 なな (はるた なな)/マンガ家

2000年、中学3年生の時に『愛の♥愛のしるし』が「りぼんオリジナル」(集英社)に掲載され、デビューを果たす。2001年から学生マンガ家として同誌などで読切作品を複数発表。高校在学中の2002年には「りぼん」(集英社)にて『侍ダーリン』で初連載をもっており、多忙な学生時代を過ごした。新潟県在住であり、「りぼん」で連載された『スターダスト★ウインク』では新潟県が舞台となっている。

主な作品

  • 『スターダスト★ウインク』「りぼん」
    集英社/2009年-2013年/全11巻
  • 『チョコレートコスモス』「りぼん」
    集英社/2007年-2008年/全4巻
  • 『ラブ・ベリッシュ!』「りぼん」
    集英社/2005年-2007年/全5巻
聖 悠紀 (ひじり ゆき)/マンガ家

1971年、「別冊少⼥コミック」(小学館)にて『うちの兄貴』でデビュー。少⼥誌での活動や特撮・アニメのコミカライズで活躍、アニメなどのキャラクターデザインを担当することもあった。その一方で多数のSFマンガを生み出しており、代表作である『超人ロック』シリーズは、同人時代の1967年から様々な掲載誌でSFマンガの金字塔として発表され続けている。同作は様々なメディアミックスがなされ劇場アニメ化も果たした。

主な作品

  • 『超人ロック』「ヤングキングアワーズ」ほか
    少年画報社、メディアファクトリーほか/1967年-/89巻ほか
  • 『TWD EXPRESS』「月刊コミックNORA」
    学習研究社/1985年-1987年/全4巻
  • 『ファルコン50』「月刊ウィングス」
    新書館/1982年-1987年/全6巻
ひびの こやし マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2009年、一迅社主催の「第1回ぱれっと大賞」にて準大賞を受賞した『エンサイン!』が「まんが4コマぱれっと」(一迅社)に掲載され、デビューを果たす。同年より萌え4コマ雑誌「まんがぱれっとLite」(一迅社)にて『かみしゃーまっ!』の連載を始め、自身初の単行本となる。

主な作品

  • 『かみしゃーまっ!』「まんがぱれっとLite」
    一迅社/2009年-2011年/全1巻
  • 『エンサイン!』「まんが4コマぱれっと」
    一迅社/2009年/読切
  • 『ムシヒメ』「まんがタイムきらら」
    芳文社/2013年/読切
ひゅーが マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2007年、講談社主催の「第5回少年シリウス新人賞」佳作を受賞する。受賞作『犬のお巡りさん。』がページ数的に短く便利だったという理由で、たびたび代原として「月刊少年シリウス」(講談社)に掲載される。以降、同誌巻末読者ページのおまけ4コママンガなどの下積みを経て、2008年から『すずめのなみだー県立葵崎高校麻雀部ー』で初連載をもつ。

主な作品

  • 『すずめのなみだー県立葵崎高校麻雀部ー』「月刊少年シリウス」
    講談社/2008年-2010年/全2巻
  • 『犬のお巡りさん。』「月刊少年シリウス」
    講談社/2007年
藤島 じゅん (ふじしま じゅん)/マンガ家

高校時代からゲーム雑誌に読者投稿を始め、1998年に4コママンガ『コンビニ』(しろくろ名義)が「第4回竹書房漫画新人賞」準月刊賞を受賞する。同年、大学3年時にデビューを果たし、翌1999年には『コンビニぶんぶん』の連載を始める。芳文社、竹書房などの4コママンガ専門雑誌、角川書店のパロディ系コミックアンソロジーなどで主に作品を発表。その作風やペンネームから、2006年の⻑男出産によるカミングアウトまで男性だと思われていた。

主な作品

  • 『コンビニぶんぶん』「月刊まんがくらぶオリジナル」
    竹書房/1999年-2005年/全3巻
  • 『丸の内!』「まんがタイムスペシャル」
    芳文社/2009年/全2巻
  • 『マママのお仕事』
    ジャイブ/2012年/既刊2巻
藤田 和子 (ふじた かずこ)/マンガ家

1977年、「別冊少⼥コミック増刊」(小学館)にて『王子さまとデート』で子どもの頃からの夢であったマンガ家デビューを果たす。以降、小学館を中心に作品を発表し、1991年には「週刊少⼥コミック」(小学館)で連載していた『真コール!』で「第37回小学館漫画賞少⼥部門」を受賞する。ハーレクインなどでも活動し、少⼥マンガからレディースコミックまで幅広い作風を持つ。

主な作品

  • 『ライジング!』「週刊少⼥コミック」(原作:氷室冴子)
    小学館/1981年-1984年/全15巻
  • 『真コール!』「週刊少⼥コミック」
    小学館/1990年-1992年/全9巻
    第37回小学館漫画賞少⼥部門
  • 『桃花タイフーン!!』「週刊少⼥コミック」
    小学館/1987年-1989年/全7巻
ほんま りう マンガ家

1971年、明治大学4年生の時に「ヤングコミック」(少年画報社)にて『海へ出る蝶』でデビューを果たす。大学時代に在籍していた漫画研究会には、当時、かわぐちかいじやいしかわじゅんなどがいた。大学卒業後にプロとなり、リアリティある絵柄で⻘年向けの劇画を⼿掛ける。緻密な描写で、⻘春マンガや麻雀マンガ、歴史マンガなど幅広いジャンルを描き分ける事で定評がある。

主な作品

  • 『息をつめて走り抜けよう』「ヤングコミック」/少年画報社
    1979年/全1巻(単行本はブロンズ社、壱番館書房より刊行)
  • 『D・H』(原作:森谷耕三)「COMICアレ!」/マガジンハウス
    1994-1997年/全5巻
  • 『森一族』(原作:久保田千太郎)「ビッグゴールド」/小学館
    1995年-1997年/全2巻
    (『森一族 もうひとつの忠臣蔵』として小池書院より2011年に全1巻刊行)

ま行

松本 剛 (まつもと つよし)/マンガ家

1988年、「キャプテンJr.4」(徳間書店)にて『夏来たりなば』でデビューを果たす。1989年には「ヤングマガジン」(講談社)に掲載された『ヒューストンと女の子』が「第21回ちばてつや賞」のヤング部⾨でちばてつや⼤賞を受賞する。いつか終わる⻘春の⽇のきらめきを切なく描き、短編の名手として高く評価される。

主な作品

  • 『すみれの花咲く頃』「ヤングマガジン」
    講談社/1991年/全1巻
  • 『甘い水』「別冊ヤングマガジン」
    講談社/2002-2003年/全2巻(原案協力:板垣久生)
  • 『しずかの山』「イブニング」
    講談社/2009年-2011年/全3巻(原作:愛英史)
まるやま まな マンガ家

JAM⽇本アニメ・マンガ専⾨学校卒業。2010年、「別冊マーガレット」(集英社)が毎月行う「別マまんがスクール」で努力賞を受賞し、『ホワイトV.D.』でデビューを果たす。その2ヶ月後に「別冊マーガレットsister」(集英社)に読切作品『わんことにゃんこ』が掲載、以降、集英社少女マンガ雑誌を中心に作品を発表している。

主な作品

  • 『カサブランカのゆううつ』「ザ マーガレット」
    集英社/2012年/読切
  • 『運命の赤いサンタ』「別冊マーガレット(付録)」
    集英社/2011年/読切
  • 『わんことにゃんこ』「別冊マーガレットsister」
    集英社/2010年/読切
魔夜 峰央 (まや みねお)/マンガ家

1973年に集英社「デラックスマーガレット」にて『見知らぬ訪問者』でデビュー。1978年には白泉社の発行する複数のマンガ誌に不定期掲載する形で『ラシャーヌ!』の連載を開始する。同年に白泉社「花とゆめ」にて『パタリロ!』の連載を開始(2013年5月現在「別冊花とゆめ」「MELODY」にて連載)。宝⽯や落語、妖怪の知識に⻑けており、作品中にはそれらに関するストーリーも多い。

主な作品

  • 『パタリロ!』「花とゆめ」「別冊花とゆめ」「MELODY」
    白泉社/1978年-/既刊102巻
  • 『ラシャーヌ!』「花とゆめ」「別冊花とゆめ」「LaLa」ほか
    白泉社/1978年-1989年/全7巻
  • 『妖怪始末人トラウマ!!』「月刊コミコミ」
    白泉社/1986年-1988年/全6巻
  • 『May探偵プリコロ』「フィールコミックス ロマ×プリコレクション」
    祥伝社/1994年/全4巻
水森 暦 (みなもり こよみ)/マンガ家

JAM⽇本アニメ・マンガ専⾨学校卒業。2003年、『キラキラ』が「ザ花とゆめ」(白泉社)に掲載されデビュー。以降、白泉社の出版誌で読切作品を発表。2010年から「花とゆめ」(白泉社)で短期連載が始まった『はじまりのにいな』は、新聞や書店などから注目を浴び、翌年より同誌にて新たな物語として定期連載を開始する。同作は「このマンガがすごい!2012」(宝島社)のオンナ部⾨で第39位にランクインを果たした。2012年には短編集『彼女の涙が雪だとしたら』が刊行される。

主な作品

  • 『はじまりのにいな』「花とゆめ」
    白泉社/2010年-2012年/全4巻
  • 『彼女の涙が雪だとしたら』
    白泉社/2012年/短編集
  • 『赤ちゃんと僕トリビュート』
    白泉社/2009年/トリビュートコミック
宮島 雅憲 (みやじま まさのり)/マンガ家

JAM⽇本アニメ・マンガ専⾨学校卒業。2009年、「マガジンSPECIAL」(講談社)にて『魔女の恩返し』でデビューを果たす。同年には『女剣客物語』で講談社主催の「第82回週刊少年マガジン新人漫画賞」奨励賞を受賞する。2009年の「別冊少年マガジン」(講談社)創刊時から、次号予告マンガ『ミヤジマがお知らせします。』を連載している。

主な作品

  • 『ミヤジマがお知らせします。』「別冊少年マガジン」
    講談社/2009年
むろなが 供未 (むろなが くみ)/マンガ家

⼤学在学中の2003年に『ナナミゆく!』が「ヤングキング」(少年画報社)に掲載され、デビュー。珈琲マンガや美容師マンガなど、様々なジャンルの作品を描いている。

主な作品

  • 『CUT〜活人』「週刊ヤングサンデー」
    小学館/2006年-2007年/全2巻
  • 『バリスタ』「週刊漫画TIMES」
    芳文社/2009年-2013年/全10巻(原作/原案:花形怜)
森田 フミゾー (もりた ふみぞー)/マンガ家

1982年、「月刊にいがた」にて『キャンパス・グラフティ』(稲葉和正名義)でデビュー。会社を舞台にオヤジの心を叫びたおすダイナマイトかつほのぼのとしたギャグ描いた『ダイナマイト・ダディ』や、痛快な風刺コメディ『永田町ツギハギレッドカーペット』など、4コマギャグ作家として竹書房や小学館、芳文社などの各誌で4コママンガを発表している。

主な作品

  • 『えびすさんち』「まんが笑ルーム」→「まんがタイムジャンボ」
    少年画報社→芳文社/1997年-2003年
  • 『永田町ツギハギレッドカーペット』「ビッグコミック増刊号」
    小学館/2009年

や行

八神 ひろき (やがみ ひろき)/マンガ家

東京アニメーター学院卒業。1987年、「月刊少年マガジン」(講談社)にて『2人におまかせ』でデビューを果たす。1989年、同誌にてバスケットボールを題材にした『DEAR BOYS』の連載を開始、『DEARBOYS ACT2』『DEAR BOYS ACT3』とシリーズが続き、テレビアニメ化・ゲーム化・ミュージカル化もされるヒット作となる。2007年度には「第31回講談社漫画賞」の少年部門を受賞。

主な作品

  • 『DEAR BOYS』「月刊少年マガジン」/講講談社/1989年-
    (第1部全23巻、THE EARLY DAYS全1巻、ACT2全30巻、ACT3既刊13巻)
  • 『DEAR BOYS ACT2』
    第31回講談社漫画賞少年部門受賞
  • 『G-taste』「ミスターマガジン」ほか/講談社/1996年-
    (1996年-2000年「ミスターマガジン」→2000年-2004年「ヤングマガジンアッパーズ」→2010年「月刊ヤングマガジン」)
  • 『2人におまかせ』「月刊少年マガジン」
    講談社/1987年-/全6巻
安田 弘之 (やすだ ひろゆき)/マンガ家

新潟大学教育学部卒業。1991年(24歳)に講談社のアフタヌーン四季賞に初投稿し佳作をもらう。その4年後(28歳)に『ショムニ』で「週刊モーニング」(講談社)主催の「ちばてつや賞」('95前期)準大賞を受賞し、そのまま連載デビューを果たす。同作はテレビドラマや映画で実写化されるほどのヒット作となった。その後も『ちひろ』『紺野さんと遊ぼう』『寿司ガール』などの人気作を発表し続けている。

主な作品

  • 『寿司ガール』「月刊コミック@バンチ」
    新潮社/2011年-2013年/全3巻
  • 『ちひろ』「モーニングマグナム増刊」ほか
    講談社/1999年-2001年/全2巻
  • 『ショムニ』「モーニング」
    講談社/1995年-1997年/全7巻
柳沢 きみお (やなぎさわ きみお)/マンガ家

1969年に『デワタン一座』が「週刊少年サンデー」(小学館)の新人賞を受賞。1970年「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて、『ズンバラビン』でデビュー。1979年に「少年マガジン」(講談社)で連載していた『翔んだカップル』が第3回講談社漫画賞を受賞。デビュー当初は少年誌を中⼼に活動していたが、徐々に⻘年誌へ以降、内容も多様化していった。代表作の『特命係⻑・只野仁』は2003年にテレビドラマ化された。

主な作品

  • 『女だらけ』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1973年-1975年/全7巻
  • 『翔んだカップル』「週刊少年マガジン」
    講談社/1978年-1981年/全15巻
  • 『特命係⻑・只野仁』「週刊現代」
    講談社/1998年-2007年/全9巻
山賀 博之 (やまが ひろゆき)/アニメクリエーター

株式会社ガイナックス代表取締役。大阪芸術大学在学中に、同級生であった赤井孝美氏、庵野秀明氏らと出会い、ともに1981年に公開された第20回日本SF大会のオープニングアニメ制作に参加し、その後テレビアニメ『超時空要塞マクロス』(1982)のスタッフとしてプロの世界に身を投じる。1984年より劇場アニメ『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の企画を開始。同年、制作会社としてガイナックスを設立する。またビデオアニメ『トップをねらえ!』(1988)、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(1989)などの脚本も担当。『まほろまてぃっく』(2001)、『アベノ橋魔法☆商店街』(2002)の2本のテレビアニメシリーズを監督。2005年4月に公開された『ワンダフルデイズ』(キム・ムンセン監督)では日本語版演出・脚本を担当するなど、活動は多岐にわたる。近年は『天元突破グレンラガン』の企画を務め、スピンオフ作品であるビデオ作品『グレパラ〜グレンラガンパラレルワークス〜』(2008)に、実写で制作した「"Libera me" from hell」で参加。テレビアニメ『ダンダリアンの書架』(2011)では美術監督を担当。2012オペラ『ラインの⻩⾦』では初のオペラ演出、翻訳を⼿掛ける。

主な作品

  • 『王立宇宙軍 オネアミスの翼』劇場アニメ
    ガイナックス/1987年/監督、脚本
  • 『アベノ橋魔法☆商店街』テレビアニメ
    ガイナックス、マッドハウス/2002年/監督、脚本
    第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞
  • 舞台祝祭劇 ニーベルンゲンの指輪 序夜『ラインの⻩⾦』
    2012年/演出、翻訳
山田 芳裕 (やまだ よしひろ)/マンガ家

大学在学中の1987年、「第16回ちばてつや賞」(講談社)一般部門に『大正野郎』で入賞。同作が「コミックモーニング(現・モーニング)」(講談社)に掲載され、デビューを果たす。以来一貫して「モーニング」「ヤングサンデー」など⻘年誌で活躍。マンガ家や編集者だけでなく、各分野のアーティストからも絶大な支持を受ける。『へうげもの』は「第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」優秀賞、「第14回⼿塚治虫文化賞」マンガ大賞を受賞。2011年、テレビアニメ化された。

主な作品

  • 『デカスロン』「週刊ヤングサンデー」
    小学館/1992年-1999年/全23巻
  • 『ジャイアント』「モーニング」
    講談社/2002年-2005年/全9巻
  • 『へうげもの』「週刊モーニング」
    講談社/2005年-2017年
    全25巻/第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回
    ⼿塚治虫文化賞マンガ大賞
大和 正樹 (やまと まさき)/マンガ家

高校卒業後に就職のため上京、退社後マンガ家をめざして、アシスタントとして貴志元則に師事する。1977年、『大空にたつ』(マサ小島名義)が集英社主催の「第11回⼿塚賞」で佳作を受賞、その後、「月刊少年ジャンプ」(集英社)にて読切作品が掲載されデビューを果たす。小島正春名義で少年誌・少女誌にて作品を連載していたが、大和正樹名義で「プレイコミック」(秋田書店)に掲載された『あげちゃう!女教師』がヒットし、以降は⻘年誌を中⼼に活動している。

主な作品

  • 『キッカー烈男』「週刊少年チャンピオン」
    秋田書店/1980年/全3巻
  • 『あげちゃう!女教師』「プレイコミック」
    秋田書店/1988年/全11巻
  • 『新装版文芸まんがシリ−ズ 夏⽬漱⽯ 三四郎』
    ぎょうせい/2010年(原作:夏⽬漱⽯)
山本 航暉 (やまもと かずき)/マンガ家

「週刊少年マガジン」(講談社)にて『セカンド』でデビュー。1992年、山本晃名義で「マガジンSPECIAL」(講談社)にて『疾風伝説彦佐』を連載。その後、『疾風伝説彦佐』の3人や子孫を描いた作品を連載。「マガジンSPECIAL」(講談社)にてボクシングマンガ『アッパーロード』を連載した後、山本航暉名義に変更し、2001年から「週刊少年マガジン」(講談社)にて『ゴッドハンド輝』を連載。同作品は2009年にテレビドラマ化もされた。

主な作品

  • 山本晃名義
    『疾風伝説彦佐』「マガジンSPECIAL」
    講談社/1992年 -1996年/全12巻
  • 『疾風伝説彦佐 疾風の七星剣』「マガジンSPECIAL」
    講談社/1996年 -1999年/全12巻
  • 山本航暉名義
    『ゴッドハンド輝』「週刊少年マガジン」
    講談社/2001年-2011年/全62巻
YUI (ゆい)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。同じくJAM出身のマンガ家RANの双子の弟である。2001年に、『スターオーシャンブルーファイア〜プレミアムストーリー2〜』(スクウェア・エニックス)に『だぶるはーと!』が掲載され、デビューを果たす。2012年からライトノベル『生徒会探偵キリカ』のコミカライズにおいて作画を務める。マンガ家やイラストレーターとしてpixivやグループ展など多方面で活躍している。

主な作品

  • 『生徒会探偵キリカ』
    (原作:杉井光、キャラクター原案:ぽんかん⑧)
    「月刊少年シリウス」/講談社/2012年-/既刊2巻
  • 『ネギほ』(原作:赤松健)「別冊少年マガジン」
    講談社/2010年-2011年/全1巻
  • 『スターオーシャンブルーファイア〜プレミアムストーリー2〜』
    スクウェア・エニックス/2001年
陽華 エミ (ようか えみ)/マンガ家

JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業。2004年、『コクハクドア』が「Sho-Comi増刊」(小学館)に掲載され、デビューを果たす。以降、「Sho-Comi増刊」を中⼼に作品を発表。第12回(2009年度)より「にいがたマンガ大賞」の1次審査員を務める。また、2012年に新潟市が策定した「マンガ・アニメを活用したまちづくり構想」のマンガ版執筆を担当した。

主な作品

  • 『I♡駅員さん』「Sho-Comi」
    (小学館/2012年/読切
  • 『独占LOVEスクープ!』「Sho-Comi」
    小学館/2006年/読切
  • 『思い出ハーフMUSIC♪』「Sho-Comi増刊」
    小学館/2009年/読切
吉元 ますめ (よしもと ますめ)/マンガ家

2003年、「第6回にいがたマンガ大賞」の中学・高校生部門において魔夜峰央賞・優秀作品賞を受賞。「Fellows!」(エンターブレイン)創刊号から予告ページの扉絵を担当、2009年に同誌と「SwimsuitsFellows!」にて読切作品が掲載され、デビューを果たす。翌年、「Fellows!」にて『イモムシのおよめさん』を連載。2010年に「コミックフラッパー」(メディアファクトリー)にて『おしいれのわらしさん』の連載を開始、単行本が刊行された。

主な作品

  • 『おしいれのわらしさん』「月刊コミックフラッパー」
    メディアファクトリー/2010年-2011年/全3巻
  • 『イモムシのおよめさん』「Fellows! 」
    エンターブレイン/2010年(未単行本化)
  • 『くまみこ』「月刊コミックフラッパー」
    メディアファクトリー/2013年

ら行・わ

RAN (らん)/マンガ家

高校卒業後、JAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業に入学。2003年に「マガジンSPECIAL」(講談社)にて『陸上防衛隊まおちゃん』(企画・原案:赤松健)の連載を開始。2007年には「月刊少年シリウス」(講談社)にて『メイド戦記』の連載を開始した。その他にも、ライトノベル『星刻の⻯騎⼠』(キャラクター原案:〆鯖コハダ)のコミカライズや小説の挿絵執筆などでも活躍。

主な作品

  • 『陸上防衛隊まおちゃん』(企画・原案:赤松健)
    「マガジンSPECIAL」/講談社/2003年-2004年/全4巻
  • 『メイド戦記』「月刊少年シリウス」
    講談社/2007年-2011年/全9巻
  • 『星刻の⻯騎⼠』
    (原作:瑞智⼠記、キャラクター原案:〆鯖コハダ)「月刊コミックアライブ」
    メディアファクトリー/2011年-2017年/全13巻
わかつき めぐみ マンガ家

中学時代からマンガを描き始め、高校卒業後の1982年、「LaLa増刊号」(白泉社)にて『春咲きハプニング』でデビューを果たす。以降、白泉社の各誌で活動、「日常の絆の再構築」をテーマとした作品を多く描く。1990年には『So What?』で「第21回星雲賞コミック部門」を受賞した。

主な作品

  • 『So What?』「LaLa」
    白泉社/1986年-1989年/全6巻
    第21回星雲賞コミック部門
  • 『ゆきのはなふる』「LaLaDX」ほか
    白泉社/1990年(単行本2006年発売)/全1巻
  • 『月は東に日は⻄に』「LaLa」
    白泉社/1984年-1986年/全2巻
鷲尾 直広 (わしお なおひろ)/
アニメメカニックデザイナー・イラストレーター

東京デザイナー学院卒業後、2003年にアニメ『宇宙のステルヴィア』でメカニックデザインを担当。以後、『蒼穹のファフナー』。『機動戦⼠ガンダムOO』、『モーレツ宇宙海賊』など多くのアニメで活躍。自身の作品を集めた画集『鷲尾直広アートワークス『STRANGEKIWI』を新紀伝社から発行。その他にも、『トロン: レガシー』のコミカライズや,カードゲームのカードイラストやゲームのイラスト・デザイン、小説の挿絵など、多岐にわたった活動をしている。2011 年、星雲賞アート部門を受賞。

主な作品

  • 『機動戦⼠ガンダム00ガンダム』
    サンライズ/スローネとその周辺物デザイン/2007年
  • 『蒼穹のファフナー』
    XEBEC/メカ・プロップデザイン/2004年
  • 『鷲尾直広 アートワークス「STRANGE KIWI」』
    発刊:コトブキヤ、発売:新紀元社/2008年/画集
渡辺 みちお (わたなべ みちお)/マンガ家

専門学校入学ため上京、中退後かざま鋭二のもとでマンガのアシスタントを務める。かざまプロへ通った4年間の間に知り合いになった編集者との縁で、1978年に『コミックマガジン』(芳文社)にてデビューを果たす。以降は、主に原作付きのアクション系劇画マンガを描いている。

主な作品

  • 『まるごし刑事』「週刊漫画サンデー」
    実業之日本社/1978年/全75巻(原作:北芝健)
  • 『白⻯』「漫画ゴラクネクスター」「週刊漫画ゴラク」
    日本文芸社/全21巻(原作:天王寺大)
  • 『白⻯LEGEND』「週刊漫画ゴラク」
    日本文芸社/既刊26巻(原作:天王寺大)
和月 伸宏 (わつき のぶひろ)/マンガ家

1987年、高校在学中に『ティーチャー・ポン』で集英社主催の「第33回手塚賞」佳作を受賞しデビューを果たす。高校卒業後に上京、アシスタント経験を経て、1994年に連載を開始した『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』がテレビアニメ化をはじめ多様なメディアミックスが行われ、世界的なヒット作となる。その人気は年月を経ても衰えず、連載終了から13年後の2012年に実写映画化、同時に『るろうに剣心キネマ版-』の連載が始まった。

主な作品

  • 『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/1994年-1999年/全28巻
  • 『武装錬金』「週刊少年ジャンプ」
    集英社/2003年-2005年/全10巻
  • 『エンバーミング-THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-』
    「ジャンプスクエア」/集英社/2007年-2015年/全10巻
    全25巻/第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回
    ⼿塚治虫文化賞マンガ大賞