画像の説明を記入ください

HOME > 特集記事 > 京都国際マンガミュージアムレポート

今回は京都訪問のレポートをお送りします。

京都といえば、アニメ「けいおん!」などでも知られるアニメーション制作スタジオ『京都アニメーション』が有名ですが、忘れてはならないのはマンガやアニメの資料を大量に所有する、全国でも屈指の資料館『京都国際マンガミュージアム』。

元は廃校となった龍池小学校を京都精華大学と土地・建物を提供した京都市が共同事業として整備を進めて、2006年11月に国内初となるマンガ文化の拠点として開館。現代の国内マンガを中心として、明治以降のマンガ関連歴史資料、世界各国のマンガ本や雑誌、アニメーション関連資料等を世界最大規模となる約30万点(2011年現在)収めてるそうです。また、建物自体が歴史的にも重要なものであった事から、2008年に国の登録有形文化財に登録されるなど、由緒ある施設なのです。ミュージアムとして生まれ変わった施設は外観・内観ともにとても綺麗な建物でした。


画像の説明を記入ください

▲京都国際マンガミュージアム外観。見た目もおしゃれで資料館とは思えない雰囲気でした。


館内の様子ですが、壁面がほぼ本棚として利用されていて新旧のマンガが多く展示されていました。また随所に椅子が設けられているので、好きなところでマンガを楽しむ事ができます。閲覧可能なものは主に単行本。一部雑誌も閲覧可能ですが、雑誌は古いものが多く、閲覧日が限られていました。

また、マンガの研究等の目的で世界各国のマンガ、及び日本で発刊された古いマンガの関連歴史資料(明治以降)の一部を閲覧することもできます。(※雑誌の閲覧は3階「研究室1」で毎週火・金・日曜日の午前10時~午後4時45分のみの利用。古いマンガ関連歴史資料は3階「研究閲覧室」で毎週日・火・金曜日の午前10時~午後1時15分、午後1時30分~4時45分の時間帯、対象年齢18歳以上で事前の申し込みが必要です。)


マンガ資料のほかにも、世界のマンガ資料展示もされていました。また、マンガの手法がアニメにどのように関係しているかを実際にアニメを放映して説明していました。

マンガ・アニメの本や資料展示以外にも、小さな子どもも楽しめる『絵本コーナー』が設けられています。絵本の数も多く、好みの絵本を選んで親子で楽しむことができるようになっています。

また元々学校ということもあって、敷地内には芝生の庭が設けられていて、そこで寝ころびながら本を読むこともできたり、簡単な食事ができるお店も備わっています。店舗は庭と直結しているので、食事をしながらマンガを読めたりと、敷地・施設全体がマンガ読書スペースと言ってもいいですね☆(店舗内で本の閲覧はできません。)


資料展示の他にイベントとして、昔懐かしの紙芝居が常時行われています。子どもから見れば物珍しいものでもあり、また大人は懐かしさを感じることができる紙芝居。この日紙芝居を見ていた方は、「本当に懐かしい。子どもの時の事をすごく思い出しました。」「父がよく連れて行って見させてくれた時がなつかしい」と、幼い時の思い出にひたっていました。

画像の説明を記入ください

▲1Fの様子の一部。マンガ本が飾られた棚。他にもマンガの作り方が描かれ

た資料も展示されています。

画像の説明を記入ください

▲通路にも本棚が。とにかく館内は本棚がびっしりと並んでいます。

画像の説明を記入ください

▲絵本コーナーの様子。場所も広く、小さな子どもならちょっとした遊びもでき

ます。

画像の説明を記入ください

▲芝生の庭。この日は天気も良く、座ったり寝そべってマンガを読んでいる人

が多く見受けられました。

(施設の撮影は1階のみでしたが、この他にも2階にあるメインギャラリーは壁一面が本棚で囲まれた空間です。とにかく館内のどこへ行ってもマンガが手に取れるようになっていました。スゴイです!)

また、今回は9月23日(金・祝)よりミュージアムで開催されている高知県・鳥取県出身のマンガ家、マンガ・アニメ関連の施設やイベントをパネル形式で紹介する『対決!まんが王国!高知vs鳥取展』を拝見してきました。高知県・鳥取県といえば多くのマンガ家を輩出している地域としても知られる地域でもあります。代表的な方で、高知県は『アンパンマン』の作者:やなせたかし先生、鳥取県は代表作『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげる先生の出身地。また両県共にマンガやアニメに関連した施設も多く存在し、イベントも多数行われています。「まんが王国」と銘打つのも納得できます☆

特に近年では、鳥取県出身のマンガ家・水木しげる先生の生い立ちを描いたドラマ「ゲゲゲの女房」の人気もあり、水木しげる先生の作品が改めて注目されています。また先生の作品に登場するキャラクターモニュメントなどを飾った『水木しげるロード』や地元店舗が協力して地域活性化を盛んに行ったことが、テレビ番組やニュースでも取り上げられ、大盛況ぶりを見せていることは有名ですね。

一方、高知県ではフィギュアメーカーの大手「海洋堂」の作品を展示した『海洋堂ホビー館 四万十』があります。アニメキャラ、特撮キャラの立体物を作り上げる国内屈指のメーカーであるだけに、模型ファンを中心に高い人気を博している施設です。この『海洋堂ホビー館 四万十』、企画をしたのは四万十町。行政がこういった趣味の分野への取り組みに名乗りを挙げた事も珍しいですね。


京都国際マンガミュージアムでは、地元京都以外にも全国のマンガ・アニメに関する資料を展示していました。地元の色にとらわれず、多くの人にマンガ・アニメについて興味をもってもらおうという雰囲気がひしひしと伝わってくる、そんな感じのする『京都国際マンガミュージアム』。京都へ行った際には、是非足を運んでみて下さい。



以上、京都国際マンガミュージアムのレポートでした。

にいがたマンガ大賞